クリニックニュース

2019.09.21更新

 脳は、神経という名のコードで身体のあらゆる部分と繋がっており、身体の情報収集や指令を行っています。
神経には全身に網の目のように張り巡らされている「末梢神経」と、そこから集められた情報を集積して処理する「中枢神経」とがあります。
中枢神経は脳(大脳、小脳、中脳、間脳、橋、延髄)と脊髄からなります。
大脳から脊髄までの、思考をはじめとした高次の機能をつかさどります。
末梢神経は身体の様々な働きに関わっており、大きく分けて「体性神経」「自律神経」の2つに分けられます。

脳と臓器

「体性神経」には、知覚神経運動神経の2つがあります。

知覚神経>
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚などの感覚器が捉えた情報を中枢神経に伝えます。

<運動神経>
中枢神経から出された刺激を筋肉に伝え、筋肉を収縮させることにより身体を動かします。

体性神経は、私たちの考えによって働く神経です。
例えばスイカを見て、視覚神経により美味しそうという情報が脳に伝わり、脳が食べるという意思決定を行います。
脳は運動神経を伝って筋肉に指示を出すことにより、スイカを手で持って食べるのです。

視覚神経

「自律神経」には、交感神経副交感神経の2つがあり、シーソーの様にバランスを取りながら働いています。

<交感神経>
脊髄から出ており、興奮や緊張時に優位になります。

<副交感神経>
脊髄と脳幹から出ており、睡眠時やリラックスしている時に優位になります。

自律神経は、体温、発汗、血圧、呼吸、心拍、胃腸の運動などを無意識に調整しています。
これを生体恒常性(ホメオスタシス)といい、この調整が働かなくなると、生体内部の環境が乱れ、不調を来し、いずれは死に至ります。
眠っている間も滞りなく身体が機能しているのは、自律神経のお蔭なのです。

シーソー

 

 自律神経系は「知覚神経」と連携して臓器を調整しています。
身体の様々な所に臓器の状態を観測する受容体と呼ばれるセンサーがあり、このセンサーが感知した情報は、感覚神経を伝って自律神経の中枢に行き、自律神経がそれに反応することで自動的に臓器を制御します。
例えば、興奮や緊張時には交感神経が働き、心臓に働きかけることで心拍数が上がり、ドキドキします。
また涙の分泌は副交感神経によって促進され、交感神経によって抑制されています。
悲しくなくても緊張がとけると涙が溢れ出ることがありますが、これは副交感神経が優位になったためです。
自律神経といいながらも、その中枢は視床下部にあり、感情を司る大脳辺緑系と相互連絡していることから、こころの問題も自律神経の働きに関わってきます。

心臓

 

 自律神経は、交感神経と副交感神経がバランス良く働くことが大切です。
どちらか一方が強まると、様々な不定愁訴を招きます。
器質的病変が認められず、顕著な精神障害がないにも関わらず身体の変調がある場合、自律神経のバランスが不定愁訴の要因となっていることがあります。
理由が良く分からず体調が優れない時は、自律神経が原因かもしれませんね。
規則正しい生活リズムを心掛け、ストレスを溜めないことが大切です。

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