ビタミンCはコラーゲンを作るのに必須の栄養素です。
骨は90%、皮膚は70%、血管壁は20%がコラーゲンでできていると言われています。
コラーゲンはビタミンC、アミノ酸、酸素で作られる三重構造の結合組織です。
建物に例えると、鉄筋が骨、壁が皮膚、そこに住んでいる住人が細胞です。
住人を守るためには鉄筋や壁(結合組織)が大切ですよね。
これは逆に分かり辛い例えでしょうか?
野生動物は、体内でストレスに応じてグルコースからビタミンCを合成できますが、
残念ながら私たち霊長類は進化の過程でビタミンCを作る能力を失ってしまいまったのです。
だから外部から取り込むしかありません。
ビタミンCは天然の抗癌剤と言われていますが、
高濃度ビタミンCを点滴すると血中のビタミンC濃度が上がり、過酸化水素が発生し、
酸化に弱い癌細胞は生きていけなくなることが分かっています。
また、ビタミンCは美容にも良く、前述したコラーゲンの生成を助けるのはもちろん、
抗酸化作用による細胞の老化防止、美白効果などの効果も期待できます。
ビタミンCを摂ると風邪を引かなくなる、ということは良く聞きますよね。
ビタミンCは私たちの身体の中でとても大切な働きをしている栄養素なのです。