クリニックニュース

2021.05.24更新

ナチュラルクリニック代々木には男女、年齢問わず様々な症状の患者さんが来院されます。
その症状はアレルギー症状や消化器官の不調、うつや不安神経症など多岐に渡りますが、
女性の場合、主訴の背景にあるものとして貧血が挙げられます。
これは、近年多くの栄養療法のクリニックでも注視しており、当院に初めて来院される方でも、すでにご存じの方も多くいらっしゃいます。

そもそも、貧血とは?
貧血とは血液中の赤血球に存在するヘモグロビン濃度が低下した状態のことです。
貧血には鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血など様々な種類がありますが、最も多いのが、鉄欠乏性貧血です。
ヘモグロビンは細胞へ酸素を運搬する働きがあるため、不足することにより、酸素不足状態となり様々な症状を招きます。
・だるさ
・倦怠感
・動悸
・めまい
・頭痛 など
hinketsu


では、血液検査での貧血の診断基準を見てみましょう。

診断基準は、採血の検査会社によって異なりますが、下記数値より低値の場合、鉄欠乏性貧血と診断されます。


・Hbヘモグロビン濃度(赤血球の主要成分) …男性13g/dl、女性12g/dl
・Htヘマトクリット(血液中に占める赤血球の割合)…男性38.1~49.5%、女性32.0~43.0%
・RBC赤血球数(血液1µlに含まれる赤血球の数)…男性400~550万個/µl、女性380~480万/µl
・MCV(赤血球の大きさ)…80~98fl


結果が上記にあてはまっていれば安心!と思われるかもしれませんが、そこには注意が必要です。
鉄は体内に3~4gが存在しますが、そのうち、赤血球には70%に存在します。残りは筋肉中のミオグロビンに存在していたり、肝臓や腎臓のフェリチンやヘモジデリンなどのタンパク質に含まれて貯蔵されている他、エネルギーの産生や代謝、神経伝達物質の合成に関わる補酵素などに関与します。

体内で鉄が不足すると、まずは貯蔵されている鉄が不足します。すると、血液中に流れている鉄(血清鉄)の量が減り、最終的にはヘモグロビンの合成がされなくなり、貧血と診断されます。そのため、一般的な血液検査でヘモグロビン濃度などを調べ、貧血と診断されるときは、体内の鉄量はかなり減少しています。
しかし、上記にあるように、鉄はヘモグロビンの生成だけでなく、エネルギーの産生や神経伝達物質の合成に関わるサポートをするため、
鉄不足が続くと、慢性的な疲労感や気持ちの落ち込み、パニック等の症状を招きやすくなると考えれらます。


貯蔵されている鉄の量は、血清フェリチン値に相関していると考えられるため、当院では必要に応じて採血を行います。
フェリチン値が低値であり、鉄欠乏性貧血が診られる場合は、食事指導と併せ、サプリメントを処方します。しかし、このように気を付けても、月経による出血、腸内環境や胃の不調によっては鉄が吸収されにくく、中々数値が改善されないことも多くあるため、鉄だけを摂取するのではなく、その他の身体の状態を調べることが大切です。

また、鉄の種類としては、非ヘム鉄、ヘム鉄の両方があり、吸収率などには差があります。
詳しくは現代人の鉄不足 をご覧ください。
 

症状が気になる方は、一度ご相談ください。

 

 

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