クリニックニュース

2017.04.15更新

四月も中旬になり春真っただ中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?つい先日まで春は三寒四温というように、気温の変動が激しく、身体に影響がでる患者様が多かったように思います。

 腹痛

 このような症状が出てる方の多くが、胃腸の調子が悪く、下痢や便秘などを招いている傾向がほとんどです。新生活に慣れるまで忙しく、食事や調理する時間が確保し辛いからかもしれません。

 最近では、「腸活」という言葉が耳慣れてきた方も多いと思いますが、腸と脳は密接に繋がっています。その為、ストレスに強く、毎日健康的に笑顔で暮らす為には、腸内を改善していくことが、兎にも角にも大切なのです。

 ―なぜそんなにも腸が大切なのか?―
神経伝達物質である「セロトニン」の約95%は腸内で生成されると言われています。

 このセロトニンは脳内にある沢山の伝達物質の中でも神経を興奮させる”ノルアドレナリン”や快感を増幅する”ドーパミン”の分泌量を調整する、コントロール役なのです。その為、セロトニンが十分に生成、分泌されることで精神安定に繋がります。その他、セロトニンは食欲にも関わっていたり、夜には熟眠ホルモンであるメラトニンに変化する為、セロトニンが不足する事で精神的な落ち込みやイライラ、食欲過剰になったり、不眠に繋がる方が多いのです。

 ―腸が良くなる食事は?―沢山のメディアで言われていますが、やはり和食が一番です。和食にされて、症状が改善する方が本当に多いのです。腸に関して言えば、私たち日本人は古くから農業が盛んであった為、欧米の方と比較して、腸が長い身体の作りになっています。その為、過度な肉・乳製品などの動物性食品を摂取する事で、これらが腸内で腐敗しやすく、腸内環境が悪化する要因となります。発酵食品なども、昔から日本人が食べていたものを摂り入れると、より良いでしょう。

食事

 具体的には…
●一汁三菜等の和食
●味噌や納豆、糠漬けなどの植物性発酵食品
 (しっかりと発酵されているもの)
●水溶性食物繊維(海藻・干し椎茸・切り干し大根等)と不溶性食物繊維(納豆・さつまいも・玄米等)をバランスよく
●亜麻仁油等のオメガ3系、オリーブオイル等のオメガ9系などの良質な油

その他、アルコールや小麦などに含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼイン、コーヒーなどのカフェイン飲料なども腸に影響する方も多いです。お一人お一人身体の作りが違うため、〇〇を抜いたら、下痢や便秘の症状が良くなった!こんなことも多いのです。その他、乳酸菌生産物質などの摂取も一助でしょう。

次回はセロトニンの材料などをお伝えします^^

ナチュラルクリニック代々木

 

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