クリニックニュース

2020.10.31更新

パニック障害とは

 
 突然、理由もなく動悸や息切れ、めまい、手足の震え、吐き気や強い不安を伴う症状が繰り返し起こり、生活に支障が生じる状態を「パニック障害」と言います。
パニックの症状は5分から20~30分ほど続き、死を感じるケースもあります。パニック発作は心筋梗塞などの症状と似ていることから、検査を受けられる方もいますが、内科的な異常は見つからず、原因不明の症状に悩まされる方もいます。そのため、発作が繰り返されることで、また発作がおきたらどうしようかと不安感が増し、電車やエレベーターなどの閉鎖された空間へは「逃げられない」恐怖感が強まり、引きこもりになる方もいます。
また発作を繰り返すうちに、予期不安や広場恐怖といった症状が現れるようになり、うつ症状を伴うこともあります。

分類図2

近年増加傾向にある「パニック障害」は「不安障害」のひとつとされています。(厚生労働省HPより)

 「不安障害」とは、精神疾患の中で過剰な不安感や恐怖の特徴を有する症状を主症状とする疾患群をまとめた総称です。原因がPTSD(心的外傷後ストレス障害)や物質によるもの、病気によるものなど様々なものが含まれます。中でもパニック障害は、不安が典型的な形をとって現れている点で、不安障害を代表する疾患といえます。 

 

パニック障害の自己診断テスト

A 1~13の項目のうち4項目以上に該当する症状があり、10分以内にピークに達する。

1. 急に心臓がドキドキして脈が速くなる。
2. 息苦しさ、息切れなど、呼吸がしにくくなる 。
3. 息が詰まり、呼吸が出来ずに、窒息する感じがする。
4. 胸の痛みや苦しい感じがして、胸のあたりに圧迫感を感じる 。
5. めまいやふらつき、フワフワした感じなど、気が遠くなる感じがする 。
6. 手足や身体の震えが起こる。
7. 手足や身体が痺れる感じがする。
8. 熱くないのに、急に汗が出る。
9. 急に身体が熱くなる、もしくは冷たく感じる。
10. 吐き気、胃がムカムカするなどの腹部への違和感がある。
11. 自分が自分でないような感覚になり、現実感がない感じがある。
12. 死を感じることがある 。
13. 感情を抑えることが出来ず、自分の意志が働かなくなるのではないかと。

B AとB両方の状態が2回以上あった。 

C きっかけが無く、突然、不安に襲われパニック状態になる。 

D また発作が起こるのではないかという不安が1カ月以上続く。 

E 心臓など身体に病気や原因がない。

次のAからE全てに該当すれば、パニック障害の疑いがあります。
米国精神医学会の診断基準より)

 

原因

 
 パニック障害(パニック症)の原因は遺伝や体質、ストレス、生活環境(幼少期の教育や育成環境)などが言われていますが、近年では脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニン、GABAのバランスが崩れた結果、生じるものと考えられています。特に食生活の乱れによる機能性低血糖症や栄養バランスの乱れは、神経伝達物質のバランスを崩す要因となり、先の発症要因に関与し、症状を強める傾向にあります。

ノルアドレナリン

 ストレスホルモンの一つであり、「不安」「緊張」「恐怖」などの感情や精神面に関与し、危険を察知すると交感神経を優位にして心拍数や血圧を上昇させて覚醒・集中力・判断力を向上させます。

セロトニン

 アミノ酸の一種であるトリプトファンから生合成される神経伝達物質の一つで、血管の緊張を調整する物質です。ド-パミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをするほか、生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与します。

GABA

 抑制系の神経伝達物質の一つで、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きがあります。また、ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて、リラックス状態をもたらします。

 

治療法

 

dire PRA毛髪検査を用いて、パニック障害の傾向性や栄養素の過不足を調べる。
dire 過剰に分泌されたノルアドレナリンの抑制と、セロトニンの減少を整える。
dire GABAを補完することにより神経伝達物質のバランスを整える。
dire K・リゾレシチンを摂取しドーパミン・セロトニン・アセチルコリン・アドレナリンなどの脳内ホルモンの分泌調整と、神経細胞の活性化を図る。
dire 機能性低血糖症の改善。
dire オイルバランスの調整により、神経伝達物質の生産量を高めることで脳内の情報伝達を活性化させる。


 

 診察では、投薬を中心とした治療に頼らず、患者様一人一人に合った食生活の見直しや、正しいサプリメントの摂取を方法を指導し、根本的な体質改善を行い心身の正常化を目指します。

代替医療カウンセラー:★齋藤★

2020.10.13更新

今回のブログは臨床例(不安神経症)をご紹介します。

臨床例

男性・27歳(初診時)

<主訴>
常に不安感が強く、上司から業務内容において怒られると外へ逃げ出したくなるような感覚に襲われ、来院。
記憶力や意欲の減退を感じる他、倦怠感や疲労感が抜けず、肩こりや頭痛も強い。
会議時などにおいて、話の内容を忘れてしまったり、顧客との会話が頭に残らなくなる。
上司に指摘され、病院に行き、MRI検査などを行うが特に異常が無かった。

<内服>
無し

<治療方針>
leaf毛髪検査を行い、症状や栄養素の状態を把握する。
leaf毛髪検査結果に基づき、食事改善やサプリメント摂取を行う。
leaf仕事が多忙であり、自炊などが難しい為、食事改善においては出来る範囲で行う。
leaf身体の疲労度合いを自分で把握して、仕事と体調のコントロールを始める。

<食事内容>
初診時
朝:無し
昼:社食の唐揚げ定食・カレー・パスタなど
夜:帰宅途中でラーメン・鉄火丼・牛丼など
  疲れている場合は、デザートのみ
飲料:コーヒー(3杯以上)

 

dire初回の食事指導の内容
・なるべく和定食を選ぶ
・疲労が強い時や帰宅が遅い時は、消化のしやすい食材を選ぶ
・揚げ物や冷たい物は控える


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1カ月後
朝:時間がなく、朝ごはんはあまり食べない。
昼:社食の魚定食・そば・野菜多めのサラダ定食
夜:和定食(外食)、時間があるときは自宅で魚や肉を焼いた。
  仕事が遅くなり、帰宅が12時を過ぎてしまった場合などは、サラダやスープ類などの消化に負担が掛からない物にした。


<サプリメント処方>
・マルチビタミン
・オメガ3
・Kリゾレシチン
・ビタミンB群
・乳酸菌生産物質
(初回処方以外も含む)

<体調の変化>
glitter22カ月後
不安感も少し軽減するが、まだ上司に怒られると腹痛を生じる。
体の深い部分にあった、重さが少し軽くなった。初診時は、15分ほど経つとこちらの話が頭に入らないと言っていたが、集中力がついてきたとのこと。
以前より考えごとをする際、頭が動くようになり、パソコン作業もスムーズになった。
以前は帰宅後にすぐ寝てしまったが、週に何回か自炊をしたり、入浴が出来るようになってきた。

glitter26カ月後
顔色は明るくなり、来院時の不調も大きく軽減。
全般的には落ち着いているが、仕事が忙しくなり、残業やストレスが多いと疲労感が強くなり、睡眠時は夢を見る。
コーヒーは変わらず3杯以上飲んでいる。
「仕事の忙さや季節の変わり目で体調が悪くなりやすいが、どうすれば良いか分かる様になった」と、仰る。
時間がない時の食事の選び方を見直す。

glitter21年後
引っ越しをするなどの生活の変化もあったが、多忙な時期でも無事乗り切る。
初診時にあった不調はほぼ消え、全体的に調子は良好。仕事の状況によって、口内炎や倦怠感はでるが、睡眠時間を調整されたり、サプリメントを活用したりして工夫している。
自分の身体の特徴を捉え、「体調と生活をコントロールできるようになった」と仰る。



flower2担当カウンセラーの言葉
初めのうちは、自分の体調を把握するのが難しい様子でしたが、半年を過ぎた頃から
自分自身で体調を考えながら食材を選ぶことが出来るようになりました。

多忙時の睡眠状態や疲労のバロメータによって生活をコントロール出来るようになったことで、
さらに回復したと思います。


このように多忙な生活をされていた方でも、選択の一つ一つを変え、出来ることを続けられたことで、症状が改善していく方も多くいらっしゃいます。
その方に併せた食生活の指導を行っておりますので、ご相談ください。

ナチュラルクリニック代々木



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