クリニックニュース

2020.12.16更新

生理前になると、どうしてもイライラしてしまったり、甘いものが無性に食べたく
なったり、乳房がはって苦しかったり……いろいろな不調がでてきますよね。
こうした不快な症状が3ヵ月以上繰り返しみられ、日常生活にさしつかえる程、症状が
重い場合はPMS(Premenstrual Syndrome  月経前症候群)と診断されます。
これは、1930年代から欧米諸国で注目される様になった病態で、日本では、月経のある
女性の約70~80%にPMSの何らかの症状があり、その内、約5%が生活に支障を来た
すレベルといわれています。
PMSは、生理の3〜10日位前からあらわれる心身の不調で、生理が来ると症状が弱ま
り、やがて消えていきます。

2いらいら


原因は・・・

はっきりとした原因はわかっていませんが、女性ホルモンとの関連性が有力視され
ています。排卵後に女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン
(黄体ホルモン)が多く分泌されますが、妊娠しなかった場合は、生理前に急速に減少
するため、そのバランスの大きな変動が関係しているのでは、と考えられています。
また、その症状を悪化させる原因として、食事の中の栄養バランスの乱れ、善玉脂質や
ビタミンB6の不足、脳内ホルモンや神経伝達物質の疲弊、ストレス、生活習慣などが
関係しているとも言われています。

症状は・・・

PMSの症状は多岐にわたり、その程度や期間なども個人差が大きいのが特徴です。
生理が始まると、ほとんどの症状は軽くなり、消失していきます。
しかし、イライラなどの精神的な症状が強く出る人は、職場の人間関係でトラブルに
なったり、家庭内のけんかに繋がってしまうことも珍しくありません。また、憂うつに
なったり、不眠になったり、情緒が不安定になったり…と気分が落ち込んだり、痛みや
むくみなどの身体の不調に悩まされる人もいます。
症状が辛くても周りの人にはわかってもらえない…という点もPMSの大きな問題です。
また、精神的症状が強く、生活に支障を来たす様な場合は、PMDD(月経前不快気分障害)
という病状を指摘される可能性もあります。

症状

検査・診断は・・・

まずは生理周期と症状の関連性をチェックしていきます。基礎体温の計測と症状を記録
することで経過をみます。3か月以上にわたり、上記の様な症状が続き、その症状の程度が
重い場合はPMSと診断されます。
月経周期との関連性がない場合は、甲状腺疾患、貧血、糖尿病、肝機能障害、うつ病など、
他の疾患の既往の確認や検査を行う場合もあります。
また、問診や症状などから、PMDD(月経前不快気分障害)かどうかを見極めていきます。
PMDDは、PMSと同じように月経に関連して症状が現れますが、情緒不安定や不安症状、
抑うつ、怒りなど、精神的な不調が非常に強いのが特徴で、アメリカではうつ病性障害の
一つとみなされています。その他、パニック障害、気分変調性障害、人格障害のような精神
障害が月経前に増悪し,月経後も完全には症状が消失しない病態は、PME(premensー
trual exacerbation:基礎疾患の月経前増悪)と言われ、別に分類されます。
 
治療は・・・

PMSは、その病因がはっきりわかっていないため、確立した標準治療がないのが現状
です。その中で、薬や漢方薬を用いる治療法や薬以外の治療法など、様々なものが提唱
されています。日本で最も一般的な西洋医学の治療としては、低用量ピル(経口避妊薬)
やLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)が処方されます。これは、PMSが女
性ホルモンとの関連性が大きいと考えられていることから、排卵を止めて女性ホルモ
ンの変動を抑える目的で処方されます。これは、排卵を止めるため、治療を受ける時点
で妊娠を望んでいない女性が対象です。

また、腹痛・頭痛には鎮痛剤、むくみには利尿剤、精神症状には抗うつ剤や精神安定薬
など、一時的に症状を緩和するための対症治療として処方されることもあります。
ピルの副作用で嘔気が強い場合には、吐き気を抑える薬を併用することもあります。
PMDDの治療には、抗うつ薬・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が用いら
れることが多く、排卵から月経までの黄体期に服用します。

東洋医学では、症状や体質に合わせた漢方薬が処方されます。漢方薬は複数の症状を
同時に改善させ、体全体のバランスを整えるのが目的です。
そのほか、体操やヨガ、整体や鍼灸、認知行動療法など、代謝を上げていく方法や体の
外側から整える方法など、様々な治療法が提案されています。

ナチュラルクリニック代々木では、副作用の恐れがある薬を使わず、栄養面から
アプローチし、ホルモンバランスや自律神経を整えていく治療を行っています。
食事や栄養素を見直すことで、細胞レベルでの代謝を促し、血流や栄養の吸収を
改善させ、体質を根本から整えていきます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   よかれと思って食べているものが、かえって体に負担をかけていたり、細胞の栄養
不足を招いていたり、問題視していなかった所が意外な落とし穴だったり…という
事も少なくありません。
症状や体調については、PRA毛髪検査を用いて、ホルモンバランスや血液循環、スト
レスや栄養素の過不足状態等、その傾向性を具体的に調べていき、その結果に基づい
て治療方針を決めていきます。

予防は・・・

生理はホルモン周期で起こるものですから、ご自身で気になる症状やその程度など、
体調の傾向をよく把握しておくことが大切です。調子が悪くなりやすい期間は、予定
を詰めすぎたり無理をしない様に気をつけ、気分転換やリラックスする時間を作りま
しょう。症状が辛い時は、勉強のボリュームや家事の負担を減らしたり、積極的に
体を休めることも大切です。また、日頃から体を冷やさない様に心がけ、カフェインや
糖質、アルコールなどの取り過ぎに注意しましょう。ストレッチやウォーキング等の
有酸素運動を行って血流を促すこともとても効果的です。

ナチュラルクリニックでは、血液検査やPRA毛髪検査、問診による診断から、PMSの根本
的な原因を探り出し、治療を行っています。食事や栄養素を見直すことで、血流や代謝を
上げていきますが、ピルの様に直接的にホルモンに関わるものではありませんので、薬の
服用による副作用等の心配はありません。
自然に体を整えていく治療ですので、ホルモンバランスや自律神経、メンタル面など、
心身全体が改善していきます。PMSの症状に長年悩んでいる方、ぜひクリニックへ
ご相談くださいね。

ナース
看護師:上川合 史子

 

 

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