クリニックニュース

2019.04.08更新

~検査の流れ~

  1. 問診票の記入(約10分)問診票

 ご住所、氏名、生年月日などの患者様情報に加え
処方状況、既往歴、現在の症状などのご記入を頂きます。

 

矢印

 

2. 脳波解析システムNATESASの説明(約15分)

 担当者より脳波解析システムNATESASについてご説明致します。検査についてご不明な点、不安な事が御座いましたら、何でもご質問ください。

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3. 脳波計測(約30分~60分)

 検査風景

 帽子型の電極を頭部にかぶせ、脳波ゲルグルセリン主成分を頭皮に塗布します。ベッドに目を閉じた状態で横になって頂き、脳波の測定開始となります。脳波が安定した後、10分程の測定となります。
脳波測定は、脳の電気活動を電極からキャッチして測定する検査です。電気刺激を与える検査ではない為、ピリピリと電流を感じたり、痛みを伴う検査ではありません。

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 4. 洗髪(約10分)

 検査終了後、ホットタオルで頭部を拭いて頂きますが、多少ゲルが残っていますので、帰宅後には洗髪する様にお願い致します。

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5. 結果説明(約15分~30分)

  医師、担当のカウンセラーによる脳波解析結果の説明を致します。結果
脳の活動状態と共に、脳波ファイルより、周波数別電極別の脳電位の特性について分析・可視化を行うことで、病態に関わる判断や未病段階での評価または診断を行います。
また、活動状態に合わせた食生活やサプリメントのアドバイスもカウンセラーよりご説明致します。

 

 

 

 脳波検査は繰り返し検査を行っても、脳や身体に影響の無い検査です。定期的な健診を行い、MCI(軽度認知障害)の予防にお役立て下さい。併せて、毛髪検査、血液検査もお申込み頂けます。

 


 
 
 
NATESAS脳波検査コース料金
 
 16、200円(税込)
(NATESAS脳波検査+画像診断料+長谷川式認知症テスト+カウンセリング料金)含む
 
 
検査にはご予約が必要です。下記までお電話下さい。
 
ナチュラルクリニック代々木    
予約電話 03-5363-1481

 

 

2019.04.03更新

60歳を過ぎたら、認知症検診を受けましょう!
MCI(軽度認知障害)の早期発見に役立ちます。身体への負担も少なく、低予算、短時間での検診が可能です。MRIやCTでは解らない最先端医療を使って認知症リスクの判定を行います。
「脳」の活動状態を可視化した画像で診断し、カウンセラーとのご相談により改善や抑制方法のご相談も行います。

 

~脳波解析システムNATESASとは~

メーカー名
日本光電工業(株)、(株)NTTデータアイ、(株)脳機能研究所

製品の紹介(特徴など)
「脳波解析システム NATESAS(ナテサス)」は、脳波データを用いて脳活動状態を可視化し、脳活動が関連する病態に関わる判断・評価または診断を行うための情報を提供する医療機器プログラムです。

<分析結果をわかりやすく可視化>
脳疾患患者群と健常者群の脳活動情報の特性をデータベース化しており、検査対象の患者さんの脳活動情報と各群の脳活動情報を対比し、それらを可視化したカラーマップや類似度を示します。これにより、脳活動が関連する病態について医師が判断・評価または診断する際に、より直感的でわかりやすい「NATESAS」のアウトプットを参考に脳活動の状態を確認できます。

脳波可視化

NAT技術によるカラーマップ:脳波波形の直接判読では困難である脳活動情報の特性を可視化します。

 

解析結果個別通知

類似性評価結果出力イメージ:検査対象が2つの比較対象のどちらにより類似しているかを示します。


<患者様への身体的負担軽減>
国際10-20法(注5)に基づき、患者さんの頭部21箇所(両耳朶含む)に電極を装着し、脳波を計測します。患者さんは脳活動状態の検査のために放射線や強磁気を受けることはありません。


<機械学習技術による自律的なグループ分けと類似性の評価>
「NATESAS」では、事前に収集した脳疾患患者群および健常者群の脳波データから得られた脳活動情報の特性を機械学習技術により抽出・分類し、類似性を定量的に評価できるようデータベース化しています。
これらのデータベースと検査対象の患者さんの脳活動情報を比較して、類似度を示します。


<高いセキュリティ性>
・脳波ファイルを、安全性の高いAES方式で暗号化します。
・医療機関内で管理する患者番号と独立した番号で脳波データを管理し、個人を特定できない仕組みを構築しています。
・医療機関とのネットワーク回線はVPNで接続します。

日本光電
「NATESAS」の提供形態概要」
                              日本光電HPより掲載

 


 

 

 ~脳波検査とは~

シナプス

 神経細胞からなる大脳皮質の表面近くに位置する樹状突起に生じたシナプス電位・後電位などの電位変動を、頭皮上につけた電極でとらえ波形として記録し脳の働きを調べるのが、脳波検査です。

 

 脳波波計

 脳波は周波数によって、α波、β波、θ波、δ波に分類されます。目を閉じて静かにリラックスしているときはα波という緩やかな波が、目を開けた時や計算をしているときはβ波という速い波がよく現れます。

 

脳波頭

 

 

 

 

 

 

 

・ てんかん性脳波→棘波・鋭波・棘徐波複合体等の突発性異常波が出現
・ 脳炎→急性期に徐波が出現
・ 器質性脳障害→脳の機能障害が生じると除波化などの脳波異常を示す
・ 意識障害→徐波化が出現
・ 脳死→全誘導で平坦化

脳波波長

 

~NATESAS~
NATESASは脳波データを変換し、脳活動状態をカラーマップに可視化し解り易くしたシステムです。

脳波変換図

 

 

~画像の見方~

 結果 

電極(位置)別、周波数別の脳波の強弱をカラーマップにして表したものです。青は脳の活性が弱く、赤は脳の活性が強い事を表しています。

アルツハイマー型認知症と診断された方の多数の脳波データを基に、健常者と被験者の脳波データを比較します。

 

 ~脳の活動パターン~


アルツハイマー型認知症と診断された方の多数の脳波データを類似性で
CL1、CL2、CL3、CL4の4つの分類に分けたものを基に、被験者の脳波データがどの分類に近いかを判定します。アルツハイマー型認知症と診断された方のCL1~CL4までの平均パターンである「AD総合」、健常者の脳波との比較を行います。

脳波分類

 

 

統計

 統計的所属確率により脳活動画像の元になっているデータの数値について、検査結果が「AD4群のうちのどの統計群に属するか」を、数値計算によって求め比率で表現します。
また定期的な検査を行う事により、脳の活動状態の推移が見る事を見る事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

~類似性グラフクイックリファレンス~


類似性値とは脳活動画像の元になっているデータの数値について検査結果が健常者群と比較群(AD総合、CL1~CL4)のどちらに近いかを数値計算によって求め「-1~+1」で表します。

類似性

 

これらの検査、解析を行う事により、被験者の脳の活動状態をお調べする事が可能となります。

 

 

2019.04.01更新

厚生労働省の調査によると、認知症患者数は2015年で262万人、2020年には292万人、2025年には700万人を上回り、65歳以上の5人に1人が罹患すると推測されています。


認知症は主に下記のタイプに分かれます。

・アルツハイマー型認知症
・脳血管性認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症    など

この中で、最も多いタイプはアルツハイマー型認知症です。
この原因はアミロイドβタンパクの蓄積(老人斑) やアセチルコリンの不足などと考えられていますが、認知症を発症する20年ほど前から、アミロイドβタンパクが脳内に蓄積されはじめていると考えられており、それに伴って脳細胞が損傷して神経伝達物質の分泌量が減少、脳の萎縮が引き起こされて、認知機能の低下につながると考えられています。
つまり、認知症を発症する20年前からすでに認知症予備軍は多く存在しているということになります。
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認知症予備軍のMCIとは?
MCI(Mild Congnitive Impairment:軽度認知障害)とは、健常者と認知症の中間にあたる段階(グレーゾーン)のことを指します。これは、認知機能に問題は出ているが、日常生活には支障がなく、自立した生活が送れている状態です。厚労省は2018年時点で、認知症とその予備軍とされるMCIの人口は、862万人存在するとし、これは65才以上の4人に1人の割合です。


MCI状態になっても必ずしも認知症になるわけではなく、2017年に国立長寿医療研究センターが行った検査によると、MCI患者を4年間追跡したところ、16%は認知症に進み、46%は正常に戻る結果が出ました。
そのため、認知症の発症をくい止めるには、MCIの状態で、本人や家族、周りの方が異変に気が付き、食生活の改善や運動習慣、認知トレーニングなどの生活習慣を励行することが大切です。


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認知症の検査方法には?
一般的に、認知症は医師による問診やMRIやCT、PETなどの脳の萎縮や血流分布の画像、認知機能テストの他、脳波などにより総合的に診断されます。
認知症の場合、画像検査では脳の萎縮が確認できるケースが多いですが、MCIの状態では萎縮まで進んでいないケースも多く、診断されにくいのが現実です。

また、脳波検査のみでは、認知症の診断は困難ですが、認知症の方の脳波はα波の徐波化、振幅低下、出現頻度の低下、不規則などが挙げられます。

さらにアルツハイマー型認知症と診断された方は脳波データの結果に類似点があるとされます。
そのため、ご自身の脳の活動状況を測定することにより、認知症の傾向性を解析できると考えられます。

当院では、脳波解析方法として、 NATESAS検査 を行っております。
その結果に併せ、生活状況に併せた食事やサプリメントを提案致します。
検査方法の流れに関しては、こちら をご覧になり、ご不明な点はお問い合わせください。

 

2019.03.29更新

気温も上がり日差しも温かく、春らしい季節になりましたね。

春は人も食物も生き生きとしてきた感じがします。
そんなこれからの季節に「旬」な、春キャベツがおすすめです!

 

ころころきゃべつ

 

 

 

 

 

 

 春キャベツと冬キャベツの違いは?

そもそも春キャベツと普通のキャベツ、一体何が違うか、みなさんご存知ですか?

実はもともとキャベツは春野菜でしたが、品種改良によって一年中食べられるようになったのです!一般的に一年中スーパーで見かけるキャベツは「冬キャベツ」。別名「寒玉」と言い、夏に種まきを行い、11月~3月頃に出回ります。

春キャベツは秋に種まきを行い、主に3月~5月頃が旬になり出回ります。

 

また春キャベツと冬キャベツの間に、7月~10月頃に見かける物は「春秋キャベツ」と言い、冬キャベツをさらに品種改良したものだそうです。

 

☆春キャベツ

丸くてやや小ぶり、葉と葉に間隔があり巻き方が緩くふっくらしています。

葉は薄く柔らかく、水分が多いです。中まで鮮やかな黄緑色をしています。

柔らかくみずみずしい春キャベツは炒めたりすると水分が出てしまうので、生で食べるのがオススメです!

 

☆冬キャベツ

楕円型で、葉と葉に隙間がなくずっしりと重い。葉は硬く厚くなっており、淡い緑色をしています。

冬キャベツは葉に硬さがありしっかりしている為、ロールキャベツなどの煮込み料理や炒め物に向いています!

 ふわふわぎゅっ

 

キャベツの栄養価は?

キャベツの主な栄養価は、

ビタミンC・ビタミンK・ビタミンU・カロテン・葉酸・食物繊維です!

その中から、特に素晴らしい栄養素についてまとめました↓

 

●ビタミンC

栄養素の中でもキャベツはビタミンCが豊富で、特に外側の緑色が濃い葉や芯の周りに多く含まれます!

抗酸化作用がありストレス解消や免疫力の向上などに繋がります。ビタミンCは熱に弱く、加熱する事で栄養が破壊されてしまいますが、春キャベツは生食が向いている為、栄養価を損ねる事なく効果的に摂り入れる事ができます。

ビタミンCは水溶性の為、切ってから水にさらすと栄養が逃げてしまいます。キャベツは洗ってから切るようにしましょう。

 洗って切る

 

●ビタミンU

キャベツから発見された「ビタミンU」ですが、あまり聞きなれないですよね。

別名「キャベジン」と呼ばれ、この言葉を聞くとピンとくる方が多いかと思います。

主に胃酸の分泌・胃粘膜の促進など消化を助ける働きがあり胃腸薬などに利用されています。傷ついた粘膜を修復する働きもある事から胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療などにも用いられています。

 胃腸薬

 

春キャベツの調理法

春キャベツの栄養素を損なうことなく効率よく摂取できるサラダや浅漬け、ピクルスなどの生食がおすすめです! 

きゃべつサラダ

溶け出した栄養素を汁ごと摂れるスープや蒸し煮なども良いでしょう。加熱する際には、さっと炒めたり最後に加えるぐらいにしましょう♪

 

まとめ ♪

春キャベツと一般的なキャベツ(冬キャベツ)の比較表です。

カラー比較表

 

 一年を通して見かけるキャベツはレパートリーも多く料理で大活躍!同じ栄養素でも旬な時期や調理方法によっては効率よく栄養補完ができますね。

♪当院では患者様向けに様々な食材のレシピをご用意しております♪

みなさんも旬な春キャベツを是非食べてみてくださいね♪

 

 

 

 

 

 

 

2019.03.02更新

成人期のADHDとは?

こんにちは。看護師の上川合です。
幼児期~学童期のADHD(Attention deficit
hyperactivity disorder注意欠陥多動性障害)については
以前のブログに書かせて頂きました。
今回は、成人期のADHDについてまとめてみたいと思います。

大人のADHDといっても、大人になってから急に発症
するものではありません。
不注意、多動性、衝動性等の症状で子どもの頃からずっと
悩んでおり、それが成人になっても問題となるレベルで認識
されている状況が成人期のADHD です。

悩む会社員

多くの人は、どんな状況においても、自分なりの工夫や対策を
考えて行動していますが、ADHDの傾向がある場合、状況が
改善せず、うまく生活することができずに困ってしまったり、
さらには、その工夫や対策方法すらわからず、混乱してしまう
ケースがあります。

また、中には、子供の頃は目立たなかった傾向性が、就職・結婚・
育児などの環境の変化の中で負荷がかかり、対応しきれなく
なって表面化することもあります。

以前は、発達障害という分野が研究途上で確立されていなかっ
たため、近年になって大人のADHDとして認識される様になっ
てきた、という背景もあります。

 

成人期のADHDの診断は難しい...

広汎性発達障害の中からADHDを単純に診断するのは
簡単なことではありません。
成長の中で学習や経験などが加わり、診断や判別が難しく
なるケースが多くみられます。
日本と海外の診断基準にも違いがあり、未だに世界レベル
での診断の統一には至っていないのが現状です。

WHOが定めている疾患の統計分類、ICD-10では、ADHDは
多動性障害として解説されています。
アメリカでは、アメリカ精神医学会が1952年から用いている、
DSMという精神疾患の診断基準があり、成人のADHDの定義が
2013年改定のDSM-5の中で初めて追記されました。

一方、フランスの精神医学会は、アメリカのDMSに対抗して、
CFMTEAというシステムを用いています。DSMは、薬の処方を
メインに症状の軽減を目指すシステムですが、CFMTEAは、その
症状から心理的な原因を探ることが主となっています。
フランスでは、ADHDは生活環境などの影響によって、特徴的な
症状が出ていると考えられており、投薬ではなく、心理療法や環境
整備やカウンセリングによって治療することが多く、観察と治療に
長い期間をかけて診断を確定していきます。
そのため、結果として、フランスではADHDの発症率が低いのです。

日本は、アメリカのDSMに準じてADHDと診断されることが多く、
投薬中心の治療が行われています。

 深刻な診察

 

 成人のADHDの特徴は・・・

成人になるまでの成長の過程で、学習や経験など、様々な要素が
加わり、また、他の発達障害との関連からもADHDの症状やその
程度も様々です。ASD(Autism Spectrum Disorder自閉
スペクトラム症)に比べてADHDの有病率は高く、小児期で
は4~8%とASDのほぼ5倍以上と言われています。
多動性は成長につれて改善することが多い様ですが、それが
過度なおしゃべり等の形に移行することもありますし、不注意
や衝動性については成長期に対処する方法を会得していない
と、成人になっても問題を持ち越してしまうことがあります。

成人期の有病率は約3~5%で、ADHDの特性を持つ人を
含めるとその倍以上になると考えられ、日本にはADHD
の人が少なくとも300万人以上いると推測されています。 

重圧のしかかる
ADHDの特徴

 不注意 (気が散ってしまう)
・仕事などでケアレスミスをする
・忘れもの、なくしものが多い
・約束や期日を守れない、間に合わない
・時間管理が苦手
・仕事や作業を順序立てて行うことが苦手
・片付けるのが苦手

多動性 (じっとしていられない)
・ソワソワと落ち着かない感じ
・貧乏ゆすりなど、目的のない動き

衝動性 (思いついたらすぐ行動してしまう)
・思ったことをすぐに口にしてしまう
・衝動買いをしてしまう

この様な特徴は、子どもの頃からあったものの、大人に
なって、職場や家庭で責任が生じたり、社会の中で様々な
人と接する中で障害として気づかされることが多い様です。
また、子供の時は、保護者や教師がフォローしていたものが、
大人になって、そのサポートがなくなり、自分の言動に対
する評価が厳しくなってしまうということもよくみられます。

特に職場などでは、不注意のミスなどが重なり,「仕事が
できない」といったレッテルを貼られてしまうこともあり
ます。本人は、決して不真面目に仕事をしている訳ではない
のに、そのような状況になってしまうことを生きづらい、
と感じ、そのギャップに悩んでしまうケースが多いのです。

一般に、女性では「不注意」の症状が強く出る人が多く、
男性では「多動性」や「衝動性」の症状が強く出る人が多い
といわれています。また「多動性」は子どもの頃には目立つ
ものの、大人になるとおさまってくることあります。

症状の現れ方や強さにもかなり個人差があり、また、個々に自分
なりの対策や工夫を行ったり、環境によっても、生きづらさの程度
にも差があると考えられています。

次回は症状に対しての具体的な対策をみていきたいと思います。

看護師 上川合 史子

 

2019.01.31更新

~色と食の不思議な関係!!~

 
 同じ食べ物を見ても人間の受け取り方は様々で、美味しそうと感じたり、そうでなかったりと感じ方は異なります。
私たちは料理のおいしさを味覚(味)、嗅覚(臭い)、触角(食感)、視覚(盛り付け)、聴覚(音)の五感で判断していますが、その中でも視覚情報は87%と言われています。

 

では、色の違いによって印象がどう変わるのか、卵を例に取ってみましょう。


スーパーなどで見かける卵ですが、最近は様々な種類の卵があって悩んでしまうことはありませんか?色々な卵を見かけますが、赤玉卵と白い卵を同じ料金で販売すると、赤玉卵の方が良く売れる様です。
理由として


・「栄養価が髙そう。」
・「味が濃そう。」
・「高級そう。」


などの印象を持つ方が多いと言われていますが、皆さんは如何でしょうか?


では、本当に殻の色の違いによって大きな違いがあるのでしょうか?卵の殻の色の違いは何でしょう?

実は、卵の殻の色の違いは、鶏の種類の違いです。白い羽の鶏は白卵を産み、赤い羽根の鶏は赤玉卵を産みます。

 

チキン


 また赤玉卵でも明るい所に長く居る卵は色が薄くなり、暗い所に長く居る卵は濃くなります。
赤玉卵の色の濃さは、どのくらい明るい場所にいるのかに左右されます。
外敵から卵を守るニワトリの性質により、明るい所では色が薄くなり、暗い所では色の濃い卵を産み分けるのです。
その性質を利用したウィンドレス鶏舎という鶏舎があります。
窓を無くして完全に日光をコントロールする事で、意図的に卵の色を濃くしています。
日光の他、室温などもコンピュータで完全にコントロールし、安定供給を行っています。


また、黄身の濃さも鶏に与えるエサの違いによって変わってきます。オレンジ色の黄身には、パプリカや唐辛子を混ぜ、黄色が強い黄身にはトウモロコシ、白っぽい黄身には白米を混ぜたりします。

 

egg

 

結果、卵の殻による中身の(新鮮さ、栄養価、味の濃さ)違いは無いことが解りました。

しかし、色により私たちが受ける印象は、随分と違うことが解ります。

 


 

では、色を使い分けることで、食欲をコントロールすることは可能でしょうか。
料理をする際、基本となる色は
白・黒・赤・黄・緑
の5色です。それぞれの色により与える印象は違ってきます。

 

赤やオレンジなどの暖色系

暖色系の色には、温かさや元気などの印象を与える効果があります。唐辛子なども赤いものが多く、食欲増進や体が温まる、元気になるなどの印象を与えてくれます。

 

紫・緑などの寒色系
寒色系は文字通り寒さをイメージさせてくれます。グリーンサラダなどは冷たく、さっぱりとした印象を与えると共に、食欲の抑制効果があります。

 

では、この色を使って食欲をコントロール出来るのでしょうか。

「食欲がない。」「子供やご主人が沢山食べてくれない。」などで困った時は、暖色系を多く摂り入れて食欲を増進させましょう。
お勧めはトマトやマグロ、パプリカなどの色の濃い赤い食材です。
食欲を増進されるだけでなく、栄養価も高く味も濃くなります。
しかし、マグロやトマトを切ってお皿にのせただけでは、食欲増進作用のある暖色系であっても、あまり美味しそうに感じません。
赤色には食欲増進の他、危険を感じさせる効果もある為、赤いお皿に赤い食材では、食欲を通り越して少し怖い感じがします。


そこで赤色の暖色系を更に引き立たせる色が、赤色の補色であです。
お刺身で出るマグロには大葉が添えられ、カプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズ)にはバジルの葉が使われるのは、味は勿論のこと視覚を意識しているからでしょう。
緑などの寒色系には、清潔感やサッパリした印象を与えることから、生ものに添える色としては特にお勧めです。
更に多くのマグロのお刺身には大葉と共に大根が添えられ、カプレーゼにおいても、トマト、バジルと共にモッツアレラチーズの白を組み合わせています。
赤・緑に白の中間色を加える事でバランスの取れた色合いになり、より美味しそうに感じることが出来ます。
自宅でスライストマトを盛り付ける時は、スライス玉ねぎや刻んだ大葉、バジルの葉を少し添えるだけでも、華やかになり、見た目の印象も随分と変わります。

また白や黒の無彩色は色を選ばず、どの色でも相性は良いのが特徴です。
白い食器や黒い食器が多く使われるのも、どの料理にも合わせやすいからと言えるでしょう。

 

カプレーゼ

 

 逆に、ダイエットなどには、寒色系を上手に活用しましょう。
最近では、ダイエット用に青いフィルターの掛かったサングラスや、青色のカレー、青いケーキなども話題になっています。

しかし、毎日の食卓で用意するのは難しい方は、食器やテーブルクロス、ランチョンマットなどのテーブルウェアを寒色系にしてみましょう。

お皿


清潔感や涼しさを感じますが、暖色系に比べて食欲の抑制効果が期待出来ます。
更に、暖色系を抑え緑色の濃い葉物野菜や、紫のカリフラワー、紫キャベツ、ブラックトマトなどを多く使うのも一考です。

 


 
色によって多く含まれる栄養素や効果も違ってきます。体調や食欲に合わせて色から食材を選び、献立を決めるのも良いでしょう。
また料理が単色になると、味の印象も単純に感じることから、薬味などに刻んだネギを添えたり、ゴマをふったりして色味を追加することで、より複雑な味を連想させ、脳へ美味しそうと感じさせることも大切です。

 

~色と栄養価~

 赤‥抗酸化作用、動脈硬化予防、癌予防(トマト、ニンジン、赤パプリカ、イチゴ、唐辛子、エビ、リンゴ)


黄‥活性酸素除去、悪玉コレステロール低下(黄パプリカ、カボチャ、バナナ、グレープフルーツ、黄身、レモン)


緑‥デトックス効果、消臭・抗菌、白内障予防、美白(ブロッコリー、青シソ、ピーマン、小松菜、キャベツ、キウイ)


白‥疲労回復、血液サラサラ、免疫力増進(玉ねぎ、大根、カリフラワー、かぶ、ニンニク、長芋、豆乳、ヨーグルト)


紫‥視力低下予防、高血圧予防、肝機能保護(紫キャベツ、さつま芋、なす、巨峰、ブルーベリー、ザクロ、イチジク)


黒‥便秘予防、ダイエット効果、美肌(黒豆、黒ゴマ、こんにゃく、プルーン、昆布、わかめ、もずく)


茶‥抗がん作用、血糖調整、血圧調整、便秘改善(ごぼう、しいたけ、舞茸、アーモンド、クルミ、玄米、納豆、味噌)

 

一汁三菜の食卓の中に、レインボーカラー(赤・黄・緑・白・紫・黒・茶)が含まれる献立が理想です。色の成分には多くの栄養価が含まれ、見た目だけでなく、栄養バランスも自然に整います。食を楽しむと共に身体にも良い食事を心掛けたいものですね。

 

ナチュラルクリニック代々木:代替医療カウンセラー ★齋藤奈々★

2019.01.01更新

発達障害とは?

発達障害とは、脳の機能に先天的に何らかの不全があるために起きる障害で、年齢相応の発達が見られなかったり、スキルが獲得できてない事で起き、通常は低年齢の発達時期において発症されると言われています。 発達障害の原因は未だ判明していませんが、医学的には脳機能障害とされ、先天的要因と、様々な環境要因が重なり、脳に影響を与え、発症するのではないかと言われています。

発達障害は、先日お伝えしたADHD(注意欠陥多動性障害) を含め、主に下記3つに分類されます。
※症状の詳細についてはクリニックニュースNO.37をご覧下さい。

①広汎性発達障害(PDD)
・自閉症スペクトラム
・アスペルガー症候群 など
 

学習障害(LD)
・読字障害
・書字表出障害
・算数障害
・特定不能の学習障害 など

③注意欠陥多動性障害(ADHD)
・不注意優勢型
・多動性・衝動性優勢型
・混合型 など


発達障害の症状がある方は、その症状の特徴から、周りの方から理解され難いままでいたり、適したサポートを受けられない事があります。そのため、生活のし辛さや精神的なストレスを抱えやすく、それを解決できないままでいることがあります。これにより、本来の症状と併せうつや不安症状などの二次的症状を招く場合があるため、周りの方のサポートなどが大切です。



発達障害における食事・栄養面での改善

「療育先進国」であるアメリカやヨーロッパでは、治療法として、言語療法や行動療法、オステオパシー、ホメオパシーなど様々なものがありますが、その中には「食育」もそのひとつとされています。当院でも、食事を「環境要因の一つ」として考え、脳に不足している栄養素を的確に補完し、脳内の神経細胞を賦活させ、神経伝達物質やホルモンバランスを整えながら、整体機能の活性化を図ります。


PRA毛髪分析検査 の結果に基づいて、その方に併せた食事指導と100種類近くあるサプリメントから必要な栄養素の摂取をお勧めしています。

①食事指導について
(1)脳内で不足し易い栄養素を補完
  脳は主に神経細胞(ニューロン)とグリア細胞という二種類の細胞で構成されています。その90%を占めるのはグリア細胞ですが、残りの10%である神経細胞が情報処理を支える主役です。この神経細胞間では神経伝達物質によって情報が伝達されます。
神経伝達物質の数は全部で60種類以上に及びますが、代表的な物は、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのモノアミン系です。
発達障害の症状がある方は、神経伝達物質であるセロトニンが不足しやすく、不安や心配を招きやすい他、ドーパミン受容体が多く存在するために、多動症状や衝動性に関与していると言われています。リラックスや気持ちの抑制に関わるセロトニンやGABA、アセチルコリン、レシチン、DHA、ビタミンなどこれら神経伝達物質や神経細胞の材料となる栄養素を補完します。


 ⑵腸内環境を整える
  腸内環境のバランスが崩れ悪玉菌が優勢になったり、真菌の増殖が進み腸壁に影響を与え、その結果有害物質が腸壁を通って血管に侵入し脳に影響を与えるケースが示唆されます。また、グルテンとカゼインの影響を受ける体質の方が多いため、これらの不耐症の有無を調べる他、必要に応じて真菌の除去を行ったり、適した発酵食品の摂取方法などを指導します。

 
 ⑶血糖値の安定
  精製された糖質の摂取により、血糖値の変動を招き、身体に負担がかかるだけでなく、ホルモンバランスが乱れ、精神面に影響を及ぼします。これにより神経伝達物質のバランスも乱れやすくなるので、それぞ防ぐために血糖値の上昇が緩やかになる食事を指導します。


<食事改善一例:小学生(8歳)>
朝 :パン・ヨーグルト・ハム
   →発芽玄米・味噌汁・卵焼き・納豆
昼 :学校給食(白米・わかめの味噌汁・鶏肉の照り焼き・ゴボウのきんぴら・牛乳)
   →そのまま又は状態によって牛乳を控える
夜 :白米・唐揚げ(惣菜)・
   →発芽玄米・味噌汁・豚ヒレ肉の生姜焼き・おから・サラダ
間食:ポテトチップス・チョコ
   →さつま芋・豆乳など


 ー生活面における電磁波などの対策ー
 電磁波の影響として、WHO(世界保健機関)の付属組織であるIARC(国際がん研究機関)は2011年に「携帯電話の頻繁な利用によって悪性脳腫瘍が引き起こされるリスクが高まる恐れがある」との見解を示しました。
またIARCとは別に、危惧される病気や症状の一つとして神経系への影響をもたらすとの報告もあるため、電磁波ブロックの対策等もお勧めしています。

 

おひとりおひとりの身体の状態は異なります。
食事改善がストレスになりすぎないよう、その方の生活や状態に併せたペースで指導を行います。
発達障害の症状がある方は、素晴らしい個性や才能をお持ちの方がとても多く見受けられます。
個性を伸ばしながら、その人らしさが輝けるよう、脳の神経細胞や神経伝達物質の材料をしっかり摂取し、身体の状態を整えることは大切です。
お一人で悩まずに、一度ご相談下さい。


管理栄養士 梶川

 

 

2018.12.25更新

年末年始の休診は下記の通りでございます。

 

12月29日(土) ~ 1月6日(日) 休診

 

なお、新年は1月7日(月)より通常通り診療いたします。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2018.11.19更新

朝晩の冷え込みが強くなり、冬らしくなってきましたね。

寒暖の差は自律神経のバランスを乱し易く、体調を崩す方が多い季節なんです。

そんな寒い日にも負けないように、体を温める食材を使って体の中から温めましょう♪

 

● 体を温める食材って?

体を温めると言っても、ただ「温かい」食べ物を食べればいいと言う訳ではありません。

食材には体を「温める物」と「冷やす物」と「温めも冷やしもしない」3つの種類があるのです。

 

●体を温める食材   

・野菜

にんじん・かぼちゃ・玉ねぎ・れんこん・ごぼう・山芋・生姜・にら・にんにく・ねぎ・ごぼう

・果物

りんご・さくらんぼ・オレンジ・いちじく・あんず・もも・プルーン

・肉

ラム肉・鶏肉

・魚

鮭・さば・さんま・いわし・まぐろ・えび・いか

・豆類

小豆・黒豆・納豆

・調味料

味噌・醤油・塩

 

上記の様に多くの食材がありますが、「冬が旬の物」「土の中で作られる物」「水分が少なく硬い物」「寒い地域で作られる物」とを覚えていると良いでしょう。

温める食材

 

  ☆体を冷やす食材を摂ってはいけない、という訳ではありません。サラダなどの生野菜ではなく、蒸し野菜など調理方法を工夫をすれば栄養を損ねずに体を温める食材に変わります。

鍋

 

●そもそも、体が冷えるとどうなるの?

 体が冷えていると、基礎代謝や免疫力が低下します。代謝が下がると太り易くなったり、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こし、体温が1度下がるだけで免疫力は30%下がると言われています。免疫力が低下すると、体がだるい・疲れやすいなどの不調を招き、風邪などの様々な病気にかかり易くなります。

「冷えは万病のもと」ということわざがあるように、身体の様々な不調に繋がりますので、これからの季節は特に体を冷やさない様に、体を温める食材を摂って体の中から温めていきましょう♪

 

2018.10.22更新

 

人は、会話をしたり、その話の内容を理解したり、コミュニケーションを

とったり、物事を考察したり…と、日常の中で様々な事を行っていますが、そ

うした事が上手く出来なかったり、原因がわからず困ってしまったり、と

いう状況が18歳までにあらわれるものを発達障害と言います。

今回は、発達障害の1つである「ADHD(注意欠如・多動症)」 について、

その症状や特徴、原因について掘り下げてみようと思います。

 

 ADHDとは

 ADHD(AttentionーDeficit/Hyperactivity Disorder)とは、

日本語では「注意欠如/多動性障害」と言い、自身をコントロール

する力が弱く、それが行動面で問題となる障害です。

 

主な症状を挙げると、以下の3つとなります。

1 不注意  ●課題や活動しなくてはならない場面で

                      集中力が続かなかったり、順序立てて行う事が難しい

       ●勉強や生活面で細かい所まで注意を払わな

                      かったり不注意ゆえの間違いをする

       ●好きな事、興味のある事に集中しすぎてしまい、

                      他の事への切り替えが難しい

       ●忘れっぽい/必要なものを忘れてしまう

       ●音に敏感に反応する/刺激にすぐに興味を示す

       ●同じ事を繰り返して行うのが苦手

2 多動性  ●方的にしゃべる/過度にしゃべる

       ●夢中になって、周りへの注意が向かなくなる

                   /加減がわからず、暴走したり過激になる

       ●授業や会議などの場面で落ち着いて

                      座っていられない

3 衝動性  ●思いついた行動を唐突に行う

       ●横から割り込む等、順番を待つのが

                     難しい/順番ややり方にこだわる

       ●相手が質問や話をし終わらないうちに答えてしまう

                      /他人の行動を遮ってしまう

 

多動や衝動性などは、意図的なものではなく、無意識のうちに

身体が動いてしまったり、動いていないと気分が落ち着かなかったり、

それを抑える事が出来なかったりする症状です。

しかしながら、ADHDの症状に伴う言動は、この障害を知らない

人からは誤解を招かれやすく、それが、さらに本人の心身の負担に

繋がってしまう事が多いのです。

 駄々をこねる子とお母さん

 

 

ADHDの原因は?

ADHDの特性である上記の症状は、小児期であれば成長の段階で

殆どの子供に一時的に見られます。そのため、ADHDと診断される

ケースでも周囲には障害とは認識されず、単にわがまま、暴力的と

思われてしまう事も少なくありません。

また、「しつけが悪い」と、親の育て方の問題と誤解される事もあります。

ADHDは、胎内の発達の段階での、神経伝達物質や脳の働きの偏りに起因

しているとも言われています。注意力、行動の調節に関わっている尾状核や判断力、

衝動性の抑制に関わる前頭葉の一部が健常者と比較して小さい事が明らかになって

いますし、脳血流量が通常よりも少なく、活動が低下している領域がある事も

わかってきています。

 

ADHDのメカニズムについては、まだはっきりとは解明されていませんが、中枢神経に

んらかの機能障害があると考えられています。脳と脊髄を中心とした中枢神経では、

身体の各部位からの刺激や情報を判断し、分析をして、その情報をまた各部位に伝えて

 いますが、それがスムーズに伝達出来ない、と考えられます。

 また、ADHDでは、神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンが十分に機能して

 いない事がわかっており、それが原因で不注意や多動性が起こるのではないか、とも

 考えられています。また、体験・記憶・学習や、行動をコントロール(実行機能)する大脳の

中の前頭前野などの働きに偏りがあるのではないか、とも考えられています。

 

ADHDは、遺伝的素因や環境要因(妊娠中の食事、妊娠中・出産時の合併症、親の出産年齢、

環境汚染など…)の影響を指摘する説もあります。遺伝などの素因、育ってきた環境や生活

環境により、症状の現れ方に差が出たり、増幅したりする因子遺伝も指摘されています。

 不健康な脳

 

成長期のADHD

 

 幼児期・就学前

ADHDの特徴である多動や衝動的な行動は、幼児期のほとんどの子供にみられるため、

判別が難しいのが現状です。その中でもちょっとした言葉の遅れや兄弟げんかが時に

素因を増幅しまう事があります。親や保育機関の先生が、兄弟や友達とのけんかや

もめごとの初動段階で間に入り、場所を変えて落ち着かせたり、その都度、各々の場面で

どうしたらよいか、具体的な対処方法を教えてあげる事で、経験の積み重ねとして対応する

力を身に付けていけます。

また、紙芝居や絵本の読み聞かせ等で感情や言葉の理解力を育む事もとても有効です。

 多動の女の子

 

学童期

注意力が散漫だったり、ひとつの事にじっくり取り組む事がなかなか出来ず、

授業なども集中して受ける事が出来ません。

ADHDの子供は、視覚的な刺激が少ない方が集中できると言われています。

家の中や教室黒板周辺の掲示物を最小限にしたり、時計の配置に配慮する、

などの対策も有効です。

また、授業や作業などの時間配分を考えたり、目標を持たせたり飽きない工夫を

する事も物事へ取り組みやすくなります。

 

ADHDの子供は、自分の興味のある事には集中できる事が多いので、その子の

興味を引き出したり、得意な分野を伸ばしてあげる工夫や実験・もの作り・

 視聴覚教材等を活用する事もよいでしょう。

 多動症がみられる場合などは、学校では授業前や授業間の休み時間などに

 思いっきり身体を動かしたり、動きのある先生の手伝いなど、少しずつでも

 活動エネルギーを放出できる工夫をする事で授業などへの集中力が高まります。

 もし、けんかや多動などの問題が起こった場合は、その子供の気持ちに

 寄り添ってあげる事が大切です。

 

 花を踏む男の子

 

中高生(思春期)

ADHDの特徴的な行動が落ち着いてくる代わりに、LDなどの他の発達障害との

合併症状が目立ってくる事があります。思春期特有の親や教師への反抗が強く

 現れたり、友人と上手く付き合えず、トラブルに繋がったり、ルールを守れな

 かったり等、結果的に周囲から問題視されてしまうケースが多い様です。

 また、他人と自分を比べて悩む様になったり、

完璧主義の傾向性が強い子の場合は、出来ない事がコンプレックスに

なって、自己肯定感が低くなったり、物事や学習への意欲が低下し、

引きこもりになってしまうケースもあります。

 ADHDの中でも不注意の特性が強い場合は、集団学習に集中できず、

学力低下に繋がる傾向性がみられます。この時期は、成長過程で人間関係や

 学力面で達成感や安心感、喜びや満足、協調性など、精神的な成功報酬をとても

 必要とします。もし、友人関係などで困っていたり、学力面で躓きそうになっていたら、

 孤立が深刻化する前の初動段階で親や教師など、大人の立場からフォローをして

あげる事がとても大切です。その際は、頭ごなしに叱りつけたり、出来ない事を責

 めるのではなく、静かな環境でまずは本人の気持ちを聞き、大人の立場からの

 気持ちを伝えます。そして具体的に対処方法を一緒に考えたり、本人が理解

 しやすい様、具体的、簡潔的に説明する等の工夫が必要でしょう。

 

 

 がり勉中の男子学生

 

 

かつては、ADHDの症状は、成長するに伴って改善していくと考えられていましたが、

研究が進むにつれて、慢性的な経過をたどるケースも多い事がわかってきました。

成人期までにほとんど症状がわからなくなるケースもありますが、後々まで

症状が続いたり、さらには依存症や他の発達障害の素因となって二次的障害に

進むケースもみられます。感情が安定している、知的能力に問題がない、他の障害や

疾患をもち併せていない、家庭や学校などの理解やサポートが安定している等の

条件によって、症状の経過に大きな差が生まれると考えられています。

また、女の子は、男の子と比べて多少不自由さを感じながらもADHDとは診断されず、

性格の問題として流されてしまう事も多い様です。女の子は、目立った問題行動が

少ない傾向で、多動よりも不注意優勢と言われています。

 

ADHDの様な障害は、どのレベルから障害と診断するか、難しいものです。

障害と言っても、本人が心身の負担に感じたり生きにくいと思わなければ、

普通に日常生活を送る事は十分可能ですし、解釈の方向次第では、可能性が

広がる事も多いのです。生活の上で支障をきたす事が多い様であれば、心理

カウンセリングや専門医へ受診し、相談されるとよいでしょう。

その子の特異な分野や特性を見つけ出し、伸ばしていくためには、

家族や学校、支援機関や医療機関が連携し、情報を共有しながら

サポートしていく事が必要不可欠です。

また、食生活や生活のリズムや習慣づけ等、各々の工夫を重ねる事もとても大切です。

 励まし

 

☆ 看護師:上川合史子 ☆

 

 

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