クリニックニュース

2018.11.19更新

朝晩の冷え込みが強くなり、冬らしくなってきましたね。

寒暖の差は自律神経のバランスを乱し易く、体調を崩す方が多い季節なんです。

そんな寒い日にも負けないように、体を温める食材を使って体の中から温めましょう♪

 

● 体を温める食材って?

体を温めると言っても、ただ「温かい」食べ物を食べればいいと言う訳ではありません。

食材には体を「温める物」と「冷やす物」と「温めも冷やしもしない」3つの種類があるのです。

 

●体を温める食材   

・野菜

にんじん・かぼちゃ・玉ねぎ・れんこん・ごぼう・山芋・生姜・にら・にんにく・ねぎ・ごぼう

・果物

りんご・さくらんぼ・オレンジ・いちじく・あんず・もも・プルーン

・肉

ラム肉・鶏肉

・魚

鮭・さば・さんま・いわし・まぐろ・えび・いか

・豆類

小豆・黒豆・納豆

・調味料

味噌・醤油・塩

 

上記の様に多くの食材がありますが、「冬が旬の物」「土の中で作られる物」「水分が少なく硬い物」「寒い地域で作られる物」とを覚えていると良いでしょう。

温める食材

 

  ☆体を冷やす食材を摂ってはいけない、という訳ではありません。サラダなどの生野菜ではなく、蒸し野菜など調理方法を工夫をすれば栄養を損ねずに体を温める食材に変わります。

鍋

 

●そもそも、体が冷えるとどうなるの?

 体が冷えていると、基礎代謝や免疫力が低下します。代謝が下がると太り易くなったり、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こし、体温が1度下がるだけで免疫力は30%下がると言われています。免疫力が低下すると、体がだるい・疲れやすいなどの不調を招き、風邪などの様々な病気にかかり易くなります。

「冷えは万病のもと」ということわざがあるように、身体の様々な不調に繋がりますので、これからの季節は特に体を冷やさない様に、体を温める食材を摂って体の中から温めていきましょう♪

 

2018.10.22更新

 

人は、会話をしたり、その話の内容を理解したり、コミュニケーションをとったり、物事を考察

したり…と、日常の中で様々な事を行っていますが、そうした事が上手く出来なかったり、原因が

わからず困ってしまったり、という状況が18歳までにあらわれるものを発達障害と言います。

今回は、発達障害の1つである「ADHD(注意欠如・多動症)」 について、その症状や特徴、原因について

掘り下げてみようと思います。

 

 ADHDとは

  ADHD(AttentionーDeficit/Hyperactivity Disorder)とは、日本語では「注意欠如/多動性障害」と

言い、自身をコントロールする力が弱く、それが行動面で問題となる障害です。

 

主な症状を挙げると、以下の3つとなります。

1 不注意  ・課題や活動しなくてはならない場面で集中力が続かなかったり、順序立てて行う事が難しい

       ・勉強や生活面で細かい所まで注意を払わなかったり不注意ゆえの間違いをする

       ・好きな事、興味のある事に集中しすぎてしまい、他の事への切り替えが難しい

       ・忘れっぽい/必要なものを忘れてしまう

       ・音に敏感に反応する/刺激にすぐに興味を示す

       ・同じ事を繰り返して行うのが苦手

2 多動性  ・一方的にしゃべる/過度にしゃべる

       ・夢中になって、周りへの注意が向かなくなる/加減がわからず、暴走したり過激になる

       ・授業や会議などの場面で落ち着いて座っていられない

3 衝動性  ・思いついた行動を唐突に行う

       ・横から割り込む等、順番を待つのが難しい/順番ややり方にこだわる

       ・相手が質問や話をし終わらないうちに答えてしまう/他人の行動を遮ってしまう

 

多動や衝動性などは、意図的なものではなく、無意識のうちに身体が動いてしまったり、動いて

いないと気分が落ち着かなかったり、それを抑える事が出来なかったりする症状です。

しかしながら、ADHDの症状に伴う言動は、この障害を知らない人からは誤解を招かれやすく、

それが、さらに本人の心身の負担に繋がってしまう事が多いのです。

 駄々をこねる子とお母さん

 

ADHDの原因は?

ADHDの特性である上記の症状は、小児期であれば成長の段階で殆どの子供に一時的に

見られます。そのため、ADHDと診断されるケースでも周囲には障害とは認識されず、

単にわがまま、暴力的と思われてしまう事も少なくありません。

また、「しつけが悪い」と、親の育て方の問題と誤解される事もあります。

ADHDは、胎内の発達の段階での、神経伝達物質や脳の働きの偏りに起因しているとも

言われています。注意力、行動の調節に関わっている尾状核や判断力、衝動性の抑制に

わる前頭葉の一部が健常者と比較して小さい事が明らかになっていますし、脳血流量が

通常よりも少なく、活動が低下している領域がある事もわかってきています。

 

ADHDのメカニズムについては、まだはっきりとは解明されていませんが、中枢神経に

んらかの機能障害があると考えられています。脳と脊髄を中心とした中枢神経では、

身体の各部位からの刺激や情報を判断し、分析をして、その情報をまた各部位に伝えて

いますが、それがスムーズに伝達出来ない、と考えられます。

また、ADHDでは、神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンが十分に機能していない事が

わかっており、それが原因で不注意や多動性が起こるのではないか、とも考えられています。

また、体験・記憶・学習や、行動をコントロール(実行機能)する大脳の中の前頭前野などの

働きに偏りがあるのではないか、とも考えられています。

 

ADHDは、遺伝的素因や環境要因(妊娠中の食事、妊娠中・出産時の合併症、親の出産年齢、

環境汚染など…)の影響を指摘する説もあります。遺伝などの素因、育ってきた環境や生活

環境により、症状の現れ方に差が出たり、増幅したりする因子遺伝も指摘されています。

 不健康な脳

 

成長期のADHD

 

 幼児期・就学前

ADHDの特徴である多動や衝動的な行動は、幼児期のほとんどの子供にみられるため、判別が

難しいのが現状です。その中でもちょっとした言葉の遅れや兄弟げんかが時に素因を増幅しまう

事があります。親や保育機関の先生が、兄弟や友達とのけんかやもめごとの初動段階で間に入り、

場所を変えて落ち着かせたり、その都度、各々の場面でどうしたらよいか、具体的な対処方法を

教えてあげる事で、経験の積み重ねとして対応する力を身に付けていけます。

また、紙芝居や絵本の読み聞かせ等で感情や言葉の理解力を育む事もとても有効です。

 多動の女の子

 

学童期

注意力が散漫だったり、ひとつの事にじっくり取り組む事がなかなか出来ず、授業なども

集中して受ける事が出来ません。

ADHDの子供は、視覚的な刺激が少ない方が集中できると言われています。家の中や教室の

黒板周辺の掲示物を最小限にしたり、時計の配置に配慮する、などの対策も有効です。

また、授業や作業などの時間配分を考えたり、目標を持たせたり飽きない工夫をする事も

物事へ取り組みやすくなります。

 

ADHDの子供は、自分の興味のある事には集中できる事が多いので、その子の興味を引き

出したり、得意な分野を伸ばしてあげる工夫や実験・もの作り・視聴覚教材等を活用する事も

よいでしょう。多動症がみられる場合などは、学校では授業前や授業間の休み時間などに

思いっきり身体を動かしたり、動きのある先生の手伝いなど、少しずつでも活動エネルギーを

放出できる工夫をする事で授業などへの集中力が高まります。もし、けんかや多動などの問題が

起こった場合は、その子供の気持ちに寄り添ってあげる事が大切です。

 花を踏む男の子

 

中高生(思春期)

ADHDの特徴的な行動が落ち着いてくる代わりに、LDなどの他の発達障害との合併症状が

目立ってくる事があります。思春期特有の親や教師への反抗が強く現れたり、友人と上手く

付き合えず、トラブルに繋がったり、ルールを守れなかったり等、結果的に周囲から問題視されて

しまうケースが多い様です。また、他人と自分を比べて悩む様になったり、完璧主義の傾向性が

強い子の場合は、出来ない事がコンプレックスになって、自己肯定感が低くなったり、物事や学習

への意欲が低下し、引きこもりになってしまうケースもあります。

ADHDの中でも不注意の特性が強い場合は、集団学習に集中できず、学力低下に繋がる

傾向性がみられます。この時期は、成長過程で人間関係や学力面で達成感や安心感、喜びや満足、

協調性など、精神的な成功報酬をとても必要とします。もし、友人関係などで困っていたり、学力面で

躓きそうになっていたら、孤立が深刻化する前の初動段階で親や教師など、大人の立場からフォローを

してあげる事がとても大切です。その際は、頭ごなしに叱りつけたり、出来ない事を責めるのではなく、

静かな環境でまずは本人の気持ちを聞き、大人の立場からの気持ちを伝えます。そして具体的に

対処方法を一緒に考えたり、本人が理解しやすい様、具体的、簡潔的に説明する等の工夫が必要でしょう。

 がり勉中の男子学生

 

かつては、ADHDの症状は、成長するに伴って改善していくと考えられていましたが、研究が進むに

つれて、慢性的な経過をたどるケースも多い事がわかってきました。成人期までにほとんど症状が

わからなくなるケースもありますが、後々まで症状が続いたり、さらには依存症や他の発達障害の

素因となって二次的障害に進むケースもみられます。感情が安定している、知的能力に問題がない、

他の障害や疾患をもち併せていない、家庭や学校などの理解やサポートが安定している等の条件に

よって、症状の経過に大きな差が生まれると考えられています。

また、女の子は、男の子と比べて多少不自由さを感じながらもADHDとは診断されず性格の

問題として流されてしまう事も多い様です。女の子は、目立った問題行動が少ない傾向で、多動

よりも不注意優勢と言われています。

 

ADHDの様な障害は、どのレベルから障害と診断するか、難しいものです。障害と言っても、

本人が心身の負担に感じたり生きにくいと思わなければ、普通に日常生活を送る事は十分

可能ですし、解釈の方向次第では、可能性が広がる事も多いのです。生活の上で支障をきたす

事が多い様であれば、心理カウンセリングや専門医へ受診し、相談されるとよいでしょう。

その子の特異な分野や特性を見つけ出し、伸ばしていくためには、家族や学校、支援機関や

医療機関が連携し、情報を共有しながらサポートしていく事が必要不可欠です。

また、食生活や生活のリズムや習慣づけ等、各々の工夫を重ねる事もとても大切です。

 励まし

☆ 看護師:上川合史子 ☆

 

 

       ・

 

2018.09.26更新

 カレーでお馴染みのスパイスですが、日本人にはあまり馴染みの無いものですね。日本食の西洋化に伴い、家庭でもパセリやローズマリー、ローリエ、バジルなどのハーブは使用される事が多くなりましたが、タイ料理やカレーに使われるスパイスは、家庭料理で手軽に使用する機会も少なく、使い方も良く分からないとい方が多いと思います。
しかし「スパイス」は漢方でも使用されるものが多く、身体の体調を整える作用を多く含みます。上手に生活の中に摂り入れ健康管理に役立てましょう。

 



クミン=馬芹(うまぜり) 
 クミン
(特徴)
ミンとは、エジプト原産のセリ科の植物です。クミンには強い芳香、苦みと辛味があり、香りはカレーを連想させます。

(作用)
食欲増進や消化促進作用があり、胃や腹痛にも効果が有ると言われています。また近年ではクミンに含まれる植物ステロールにより、コレステロールや脂肪燃焼作用があるため、ダイエットにも注目されています。

(副作用)
妊娠中の方や授乳中の方は、控えた方が良いでしょう。更に、セリ科の植物アレルギーのある方も摂取には注意が必要です。

(お勧めレシピ) ニンジンとナッツのクミン風味

<材料>
・ニンジン 1本
・オリーブオイル 大1.5
・クミンシード 小1/2
・無塩ローストナッツ 15粒程
・白ごま 小1
・塩 少々

<作り方>
① ニンジンは適当な大きさに4×0.5㎝程度の拍子切りにする。
② ナッツはビニール袋に入れて袋ごと棒や瓶の底等で荒目に砕く。
③ 熱したフライパンにオリーブオイルを入れニンジンに火が通るまで焼く。
④ ③に砕いたナッツとゴマを入れ、味付けに軽く塩をふる。



コリアンダー=胡荽子(こずいし)  
コリアンダー
(特徴)
セリ科の一年草で葉はパクチー(香菜)として有名です。臭いが強く、好きと嫌いがハッキリと分かれるハーブの一つでもあります。地域により様々な呼び名があり、タイでは「パクチー」、ベトナムでは「ザウムイ」、中国では「シャンツァイ」と呼ばれています。

(作用)
胃の調子を整え消化器系の症状にも効果が有り、食欲を増進するはたらきがあります。また、口臭の原因となる胃の中での異常発酵を抑制する効果や、デトックス作用により便秘や浮腫にも有効と言われています。抗酸化作用も高いことから、老化抑制効果も期待出来ます。

(副作用)
コリアンダーの過剰摂取は、コリアンダーの持つキレート作用が強くなり、人によっては下痢や腹痛をもたらします。またセリ科にアレルギーがある方も注意が必要です。

(お勧めレシピ)コリアンダー風味のタコとセロリの簡単マリネ

<材料>
・ セロリ 1本
・ 茹でタコ 足1本~2本
・ お酢 大3
・ 甜菜糖 大1/3
・ コリアンダーシード 小1~2
・ 塩・黒コショウ 少々

<作り方> 
① セロリ、タコを一口サイズにカットして、ジップロックに入れる。
② 残りの材料も①の中に入れて揉み込む。
③ 冷蔵庫で30分以上ねかせる。



カルダモン=小豆蔲(しょうずく)  

(特徴)
香りの王様といわれる、すがすがしい香りを持つショウガ科のスパイスで、高さが2~3mにも及び、育つまで4~5年も掛かることから、高級スパイスとして知られています。

(作用)
漢方にも使われ、唾液や胃液の分泌を促し胃弱や食欲不振に効果があるとされ、カルダモンの香りは脳の血流が3%改善されるとの研究結果もあります。その他、抗炎症作用、利尿作用、リラックス効果、口臭予防、体温調整にも有効とされています。

(副作用)
アレルギー体質、胆石のある方、妊娠・授乳中の方は摂取を控えましょう。またカルダモンを使用した漢方(香砂養胃湯)では、アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパシーの方は摂取を控える禁忌があります。


(お勧めレシピ)カルダモンのホットミルク
ホットミルク
<材料>

・ 豆乳(牛乳) 150㎖
・ カルダモン 一振り

<作り方>
① 鍋に豆乳を入れ、70℃程に温める。
② カルダモンを軽く一振りふりかけ、混ぜて飲む。
食欲不振や冷房で冷えた身体を温めたり、ストレスが多くリフレッシュしたい時におすすめです。


 


ターメリック=鬱金(うこん)   

ウコン
(特徴)
ショウガ科ウコン属の多年草の植物です。日本では春ウコン(姜黄‥キョウオウ)、秋ウコン、紫ウコン、黒ウコンの4種類があり黄色い色素成分のポリフェノールの一種です。

(作用)
食欲増進、血流改善、抗酸化作用や肝機能改善、アルコール代謝作用、コレステロール低下などの働きを持つとされるクルクミンと呼ばれる成分が有名です。秋ウコンは春ウコンに比べてクルクミンを10倍以上含有し、春ウコンは胃腸に良いとされ、抗ガン作用のある精油成分とカルシウムやカリウムなどのミネラル成分を秋ウコンより6倍程度多く含有しています。クルクミンは水に溶けにくく体内吸収率が悪いのですが、レシチンと一緒に摂取することで吸収率が向上します。水より油に溶けやすい性質から、オリーブオイルを用いて吸収効率を上げる方法も有効です。

(副作用)
鉄分を豊富に含んでいることから、Ⅽ型肝炎や非アルコール性脂肪肝肝炎などの症状をお持ちの方は、症状が悪化する可能性があるため注意して下さい。

(お勧めレシピ) ターメリックライス 

<材料>
・お米 3合
・ターメリックパウダー 小1/2
・オリーブオイル 大2

<作り方>
① 事前に水に漬けておいたお米に分量の水を入れる。
② ターメリックとオリーブオイルを入れ、かき混ぜて炊く。



唐辛子=蕃椒(ばんしょう)  
唐辛子
(特徴)
唐辛子には多くの種類が存在し、様々な名称で知られています。レッドペッパー、ホットペッパー、チリペッパー、タバスコペッパー、パプリカ、カイエン、ハバネロペッパーなどがあります。辛味の調味料や着色料など様々な利用法があります。

(作用)
唐辛子の辛味成分カプサイシン、シヒドロカプサイシンには唾液の分泌増加、消化促進、コレステロールの減少、殺菌効果、脂肪燃焼効果が期待され、心疾患の予防にも使用されています。β-カロテンやビタミンⅭも豊富に含み美肌にもいいとされています。

(副作用)
カプサイシンは組織中のサブスタンスPを消費させ、慢性的に投与すると、カルシウムチャネルを遮断する作用によって感覚ニューロンの感受性を低下させます。また感染症や炎症の有る方は経口摂取を控えましょう。継続摂取は胃腸炎や肝臓、腎機能障害を起こすこともあります。

(お勧めレシピ) タンドリーチキン

<材料>
・ 鶏肉(モモorムネ) 1枚
・ ニンニク・ショウガ  各1カケ
★ ヨーグルト 大6
★ カレー粉 小1
★ パプリカパウダー 小2
★ チリパウダー 小1/2
★ 塩 小1
★ コショウ 少々
★ レモン汁 大1

<作り方>
① ニンニク・ショウガを擦りおろし一口サイズにカットした鶏肉に擦り込む。
② ジップロックに★を全て入れ漬けダレを作り、①を入れて揉み込み冷蔵庫で30分置く。
③フライパンに油をひき、余分な漬けダレを落とした鶏肉を火が通るまで焼く。


 


シナモン=桂皮(けいひ)  

シナモン
(特徴)
シナモンは肉桂、桂皮とも呼ばれ、スパイスやお菓子作り、漢方の処方で使用されることの多い、クスノキ科の常緑樹で、幹や枝の樹皮を剥ぎ取り、コルク層を除去して利用されます。

(作用)
シナモンには効果効能が多くあるとされ、脂肪燃焼作用、消化促進、発汗、抗菌、血行改善、血糖値や中性脂肪の調整、コレステロール値の減少など生活習慣病の予防に効果的です。更にシナモンの芳香成分であるオイゲノールは副交感神経を優位にして気分をリラックスする作用と、体内の余分な水分を排出し、夜尿症などにも効果があるとされています。漢方で「桂」が付く物の多くにシナモンが多く使用されています。

(副作用)
シナモンに含まれるクマリンという成分は過剰摂取すると肝機能障害を招く恐れがあるため、摂り過ぎには注意しましょう。ただ、シナモンの中でもセイロンシナモンはカシアシナモンに比べてクマリンの含有量が少ないため、セイロンシナモンにすると良いでしょう。ただしシナモンにはシンナムアルデヒドという成分が含まれ、胎児に悪影響を及ぼすといわれていますので妊娠中の方は控えましょう。

(お勧めレシピ) 焼きバナナのシナモン風味

<材料>
・ バナナ 1本
・ シナモン 一つまみ

<作り方>

① バナナを皮ごとトースター、もしくはオーブンで皮が黒くなるまで焼く。
② バナナの皮を剥き、シナモンをかけて一口サイズに切って完成です。



クローブ=丁子(ちょうじ)  


(特徴)
日本では「丁字」とも呼ばれ漢方薬やお線香の原料として使われる香りのよい香木の一種です。フトモモ科の常緑樹で、高さが12~15メートルにも達し、開花する前の蕾を乾燥したものがクローブとなります。

(作用)
強い抗菌力、沈痛作用、麻酔作用、吐き気や下痢、腸内にたまったガスを排出する駆風剤(くふうざい)としても用いられます。その他、穏やかな抗ヒスタミン作用により、花粉症や鼻炎、副鼻腔の圧迫感にも有効です。精神面では、リラックス効果と共に集中力や記憶力をアップする作用があります。

(副作用)
妊娠中の方や生理中の方の摂取は控え、幼児やペットには誤って使用されないように気を付けて下さい。また香りや効能が強い事から、使用量には注意し皮膚に使用する際は、必ず薄めてから使用して下さい。

(お勧めレシピ) 丸ごと玉ねぎのホイル焼き
玉ねぎ
<材料>
・ 玉ねぎ 1個
・ クローブ 少々
・ 塩・コショウ 少々
・ オリーブオイル
・ アルミホイル

<作り方>
① 玉ねぎは4つ切りし、アルミホイルで丸めてオーブン、もしくはトースターで30分焼く。
② 中まで火が通ったら玉ねぎをお皿に盛り、塩・コショウ、クローブを少々振りかける。
③ 最後にオリーブオイルを軽くかけて。
初めて作る時は、クローブは少量にし、掛け過ぎない様に注意して下さい。



日々の食卓のアクセントに、スパイスを取り入れてみましょう。いつもとは少し違った香りは、脳を刺激し、生活のスパイスにもなります♪

★ 代替医療カウンセラー:齋藤奈々 ★

2018.05.22更新

 女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きの成分である「イソフラボン」は、女性の若さと美しさをサポートし、また更年期症状の改善やメタボリックシンドロームの予防、骨粗鬆症予防と改善などにも用いられ、女性の健康にも重要な栄養成分です。

 近年、その働きの基となる「エクオール」という物質が注目されています。「エクオール」は大豆に含まれるイソフラボンから腸内細菌によって変化した物質で、エストロゲンと似た働きを担っています。

エクオール体内吸収

 
 しかし、この「エクオール」は誰もがつくれるわけではありません。残念なことに、エクオールを生み出す腸内細菌がある人と、そうでない人とがいます。大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂っても体感の無い方と、とても効果を感じる方との違いは、このエクオールにあったのです。

 

 では、エクオールを作れる人と作れない人の違いは何でしょう?

 日本や中国など、大豆製品を良く食べる習慣のある国の人は、約50%の人がエクオールを作ることが出来ます。逆に、大豆製品を食べる習慣の無い欧米人は、約20~30%しかエクオールを作れないことが判っています。大豆製品を日常的に摂取することが、エクオールを作る上で重要なポイントとなっているようです。

 しかし、日本人の方でも若い世代の方は食の欧米化の影響で、20~30%程度の人しかエクオールを作れていないことが判ってきました。

 


 

エクオールを作れるのか知りたい。

 そんな方にお勧めなのが

「ソイチェック!」エクオール検査

 エクオール検査

 

検査手順

① クリニックへ検査キットの送付依頼(電話にて受け付けています)をする。
② 検査キットが到着したら、検査依頼書の記入と自宅で採尿を行う。
③ 返信用封筒に入れて、投函する。
④ 2~4週間ほどでご自宅に結果を送付致します。
⑤ ご希望の方には、検査結果を基に、体質改善や不足している栄養素の補完等をご相談させて頂きます。

 

 エクオール量の少ない方でも、食生活の改善や腸内環境を整えていけば、エクオール産生能を上げることが可能です。
ソイチェック検査でエクオールを作れるのか、そうでないのかを認識し、美容と健康に役立てましょう。

2018.05.21更新

当院は14年前の開院時から栄養療法を行っておりますが、身体を構成する栄養素と同時に重要視しているものが細胞膜です。
それはいくら栄養素を補完しても、細胞内に吸収できなければ、効果が現れず、そのためには細胞膜を強化する必要があると考えています。
細胞膜の働きについてはこちら

様々な働きがある細胞膜ですが、この細胞膜の材料の45%はリン脂質と言われ、様々な特徴があると言われています。

細胞膜の構造とは?


細胞膜はとても柔らかく、柔軟性がある脂質二重層という構造をしており、細胞の回りを囲んでいる薄いシートのようなものです。
この細胞膜の45%を担っているのがリン脂質です。


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リン脂質は、水になじみやすい(親水性)の頭部と水をはじく(疎水性)尾部に分かれています。

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細胞の内外は主に水で満たされているため、リン脂質分子は頭部を外側に、水に反発する尾部を内側に二重層を作って並んでいます。

二重層の両外側は親水性なので、膜全体は細胞内外の環境になじみ、内側には疎水性の脂肪酸が充満しているので、細胞の内外をしっかりと遮断する事ができるのです。
この二重層は、状況により、温度・圧力・溶媒などの環境で形が変化します。


細胞膜を構成するリン脂質の不足や、質の悪い材料で膜が生成されていたり、様々なストレス(精神的なもの・電磁波・食品添加物など)により細胞膜が酸化されると、細胞膜の機能が衰えます
そうなると、細胞内にある熱産生工場(ミトコンドリア)などへ酸素や栄養素などを運搬する事が出来ません。
私たちの身体は細胞の集合体なので、細胞の劣化により、内臓機能の衰えや低下を招き、様々な不調や症状が現れる原因となるのです。

 

  

細胞膜を構成する栄養素は?


リン脂質と言えば、代表的な物ではホスファチジルコリン(PC)をイメージする方も多いと思いますが、その他にも、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルセリン(PS)等の種類があります。


PC、PE、PIは卵黄や大豆、鶏レバー、PSは穀類、果物等を摂取する事により、体内で生成されます。
そして細胞膜の脂質二重層の細胞の外側の膜と内側の膜では、含まれるリン脂質が異なります。

細胞外…PC(ホスファチジルコリン)
細胞内…PE(ホスファチジルエタノールアミン) 
         PI(ホスファチジルイノシトール)
     PS(ホスファチジルセリン)

 

 sa

また、細胞膜は常に動いており、DHAやEPAなどの不飽和度の高い油の摂取を摂取することで、細胞膜の流動性が高くなり、細胞の働きは活発になります
身体60兆個の細胞の機能を整えるために、まずは健康でしなやかな細胞膜を生成することが大切です。

細胞を一つずつ強くしていきながら、身体を構成する栄養素を同時に摂取し、本来の身体の機能が発揮出来る状態にしていきましょう。

管理栄養士 梶川

 

 

 

2018.05.11更新

ゴールデンウイークも終わり、日常生活が始まるこの時期に、よく耳にする「5月病」ですが、一体どんなものなのでしょうか?

 5月病とは

もともと医学的には「5月病」という病名はありません。長期間症状が続く事で「適応障害」や「うつ病」と診断されます。5月病は一過性の症状ですが、環境の変化に伴う心身の疲れやストレスにより、身体が順応できなくなることで症状が現れます。

 5月病の症状は?

下記の症状が多く当てはまる方は5月病かもしれません。

・疲労感

・食欲がない

・イライラする

・動悸やめまいがある

・意欲がわかない、無気力

・焦りや不安感を感じる

・眠れない、起きられないなどの睡眠障害

・化粧や寝ぐせなどの身だしなみを気にしなくなった

・学校や会社へ行きたくなくなる

・周りのことへの興味・関心がなくなる

・人とのかかわりが億劫

5月病 

 

 5月病にならないために食事で予防しよう 

①ストレス対策の抗酸化食品

様々な栄養素を含む食品の中でも、特に「抗酸化作用」のある食材を意識して摂りましょう!

カボチャ・にんじん・パプリカ・トマト・ブロッコリーなどの緑黄色野菜

ネギ・春菊・ニラ・大葉などの香味野菜

わかめ・昆布・のりなどの海藻類

キウイフルーツ・リンゴ・いちご・柑橘類などのフルーツ

5月野菜

 

②幸せホルモン「セロトニン」を促す

セロトニンは神経伝達物質であり、精神を安定させる働きがあります。この脳内物質の分泌を促すしために、下記の栄養素を意識的に摂りましょう!

・トリプトファン

必須アミノ酸の一種で、精神安定や睡眠を促しストレスを緩和する働きがあります。赤身肉や魚類、高野豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、卵、ナッツ類に多く含まれます。

・ビタミンB6

免疫力の強化やアミノ酸の代謝、神経を安定させる働きがあります。牛・鶏レバー、カツオ・マグロ・サケなどの魚、さつまいも、にんにく、くるみなどに豊富です。

・マグネシウム

マグネシウムは「ミネラルの王様」とも呼ばれるミネラルです。神経や精神を鎮静させる働きがあります。納豆などの大豆製品、海藻類、玄米、干しエビ、ひじきに多く含まれます。

・ナイアシン

ビタミンB群の一種で、栄養学において「精神科医」のような役割があります。極度の不足では、幻覚・妄想などを引き起こします。サバ・カツオ・マグロなどの魚類、レバー、卵、アボカド、プルーンなどに多く含まれます。

 

これらは意識して摂りたい栄養素ですが、何事もバランス良く摂り入れる事が大切です。普段の食事で「炭水化物だけ」などの偏った食事ではなく、主食・主菜・副菜・汁物とバランスの良い食事を心掛けましょう。

そして深呼吸や太陽の光を浴びたり、親しい友人や家族とのコミュニケーション、趣味などで息抜きをする時間もとても大切です。肩の力を抜いてリラックスする時間を作りましょう♪

 食卓

 

 

 

2018.04.23更新

最近では様々なメディアや雑誌などで、普段の食事が私たちの体調や病気に大きく関係しているという報道が増えてきました。


栄養療法を14年前の開院時から行っている当院で、重要視しているのが細胞膜です。
「細胞膜」と聞いて、皆さんは何をイメージするでしょうか。
私たちのカラダは60兆個の細胞で出来ており、そのすべてに細胞膜が存在しています。

そのため、
細胞膜を構成する材料が充分にあるか
②その働きがしっかりとされているか

これが、身体の機能の基本となる栄養素の吸収・代謝などが円滑に行えるかの大切なポイントになります。

 

細胞膜の働きとは?


細胞膜は
①細胞内に必要な栄養素や酸素の取り込みを行う
②不要な老廃物や有害物質の排出
③ホルモン生成や分泌の調整をする
④イオン濃度の調整
⑤細胞間における情報伝達

など、細胞自体を活性化させる重要な役割を担っています。 

そのため、細胞膜の材料が不足したり、細胞膜が損傷することにより、働きが円滑に出来なくなる場合は酸素や栄養、老廃物などが細胞内外への受け渡しがスムーズに行われなくなり、代謝やホルモン合成の低下、老廃物の蓄積などを招きます。これにより、様々な症状を招き易くなります。

saibou

 

では、この細胞膜は何から出来ているのか??


細胞膜は脂質コレステロール糖タンパクなど様々な栄養素で出来ていますが、
中でも主要な構成成分となるのが、細胞膜の45%を占めるリン脂質です。
リン脂質はいくつかの種類がありますが、よく知られているのがレシチンです。
レシチンには大豆レシチン、卵黄レシチンなどと呼ばれますが、
リン脂質を含む食材を総称としてレシチンと呼んでいる場合もあります。

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私たちが食べた食べ物はどのようにして代謝されていくのか。


私たちが食べた物が代謝されていくには様々な工程があります。

①食べ物を口に入れる

②胃や腸などの消化液で消化される

③小腸で吸収される

④血液で細胞(内臓)へ運搬される(栄養素により異なるものもあり)

⑤栄養素は細胞膜を通過し、細胞内へ

⑥熱産生工場(ミトコンドリア)で酸素を使って、熱を産生する。


糖質、タンパク質、脂質により代謝経路や体内で処理される器官(内臓)は異なりますが、どの器官(内臓)においても、まずは細胞内へ入らない限り、代謝はされないのです。


その為、私たちが口にした食べた物が体内で十分に働く為には、腸内環境、血液循環と併せ、60兆個の細胞膜の機能が十分に発揮されているかが大切なのです。

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そのため、当院の栄養療法では、この細胞膜を構成する栄養素を補完しながら身体を構成するそれぞれの栄養素(タンパク質・ビタミン・ミネラル・良質な油)を同時に摂取をする事により、60兆個の細胞を元気にし、それぞれの本来の働きが出来るような細胞づくり体質改善をし、症状の緩和を行います。

症状を根本から改善したいと言う方は、一度ご相談下さい。

管理栄養士 梶川

 

 

 

2018.04.16更新

寒い冬も終わり、4月になり一気に春めいてきましたね。

 温かく過ごし易くなる時期ですが、季節の変わり目の中でも特に春は、卒業や進学、はたまた社会人になり新生活を開始するなど、環境の変化に伴って精神的に不安定になる時期でもあります。新しい環境は誰しも緊張したり不安になったり、ストレスが溜まりますよね。実は、そのストレスが「自律神経」を乱し、さまざまな不調の一因に繋がる場合があるのです!

◆そもそも自律神経とは?

 自律神経は、生命の維持に関わるあらゆる器官の働きをコントロールする神経で、自分の意思とは関係なく無意識のうちに働いている神経です。私たちが眠っている時や何かに集中している時も、滞りなく体の機関が動いているのはこの自律神経のおかげなのです。

 自律神経は循環器・消化器・呼吸器などの活動を調整するために24時間働き続けており、人間が生きていく上で大切な神経です。この自律神経は2種類あり、主に日中活動する時に働く「交感神経」と安静時や夜間に活発になる「副交感神経」があります。この2つがバランスを取っていることで健康状態が保たれますが、これが崩れると「自律神経の乱れ」に繋がります。

 自律神経のバランス

★交感神経が優位時‥‥緊張・動悸・頭痛・発汗・不眠・肩こり・手足の冷えなど

・無理をしたり、悩んだり、怒ったり、悲しい事があったり、イライラしたり‥‥こういう状況の場合には交感神経が緊張し、優位になります。

・身体へのストレスや心へのストレスによる刺激に対し、自律神経が防御反応として過剰に働き、一方へ傾きます。

・心拍は早くなり、動悸・血圧上昇・食欲低下などを引き起こし、この状態が続くと粘膜や組織に障害が起こり、体調が崩れます。

・血流が悪化し筋肉が硬くなり、コリや痛みなどを起こし易く、免疫力が低下し様々な疾患を招き易くなります。 

★副交感神経が優位時‥‥だるさ・関節痛・腫れ・発熱・下痢・アレルギーなど

・身体はバランスを取ろうとして副交感神経を優位にしようと動きますが、行き過ぎると副交感神経の過剰反応として神経が過敏になり過ぎ、だるさや痛み、腫れや発熱、下痢、せき、アレルギーなどが起こります。

 

◆自律神経を整える方法

 現代人の不調は、自律神経が関与している場合がほとんどです。副交感神経が十分に働かない事が原因となり、交感神経が常に優位な状態になったり、逆に副交感神経が過剰反応し過ぎて、様々な不定愁訴を招くこともあります。そこで毎日の生活の中で自律神経を整える方法を紹介します。

★食べ物で自律神経を整えよう

1、食物繊維が多い食べ物‥‥玄米・きのこ類・海藻・ごぼう・そば・かぼちゃなど。食物繊維の多い食品は腸の中をゆっくり進みます。腸の中の食べ物が進むときには副交感神経が優位になります。

2、酸っぱい物や辛い食べ物‥‥酢・レモン・唐辛子・わさび・しそ・梅干しなどの酸っぱい食べ物は副交感神経を優位にします。しかし食べ過ぎは逆効果になる為、程々に。

3、発酵食品‥‥味噌・納豆・漬物・ぬか漬け・ヨーグルト。発酵食品には自律神経を整える働きがあり、また腸内環境も整えてくれるので免疫力UPに繋がります。

4、水分を摂る‥‥水分を摂ることは消化器官系を刺激するので自律神経を整えるために効果的な方法です。ただし、身体を温めるものが良いので、しょうが湯・黒豆茶・そば茶・ほうじ茶・ハーブティーがお勧めです。 syokumotu

★お風呂の入り方で自律神経を整えよう

 38~40℃くらいのややぬるまめ温度に、2~3回に分けて入ると効果的(長風呂と熱い風呂は禁物)です。また食後1時間以上たった時で就寝時間の1時間前位が理想的です。

お風呂2

★運動&睡眠で自律神経を整えるよう

 自律神経を整えるお勧めの運動はウォーキング・軽いジョギング・サイクリング・水泳などです。勝ち負けを争う運動は、ストレスを生む原因となるのでお勧めできません。また日中に体を動かすことは、適度な身体の疲労感があり安眠に導きます。運動と早寝早起きを心掛け、規則正しい生活を目指すと自律神経が整います。歩く

 

いかがでしたか?

日頃の生活を少し気を付けると、自律神経が整えられ、心身共に健やかに過ごすことが出来ます。

ストレスが多い現代社会ですが、まずは出来ることから採り入れてみてください♪

2018.04.02更新

 「台風が来ると頭痛がする。」「梅雨時は古傷が痛む。」「雨の日は鬱っぽくなる。」など、天気や気候の変化による症状を感じる方も多いのではないでしょうか。

これらの体調不良は「思い込み」や「気のせい」ではなく、昔から医療現場では「気象病」として認知されていました。現在、これらの症状を専門に扱う外来を開設した大学病院も存在しています。

 

気象病の主な症状

・頭痛(偏頭痛)
・首や肩のこり・痛み
・めまい
・耳鳴り
・喘息
・高血圧(低血圧)
・不整脈
・神経痛
・古傷の痛み
・精神不安(うつ症状)
・倦怠感
・眠気

 
など多岐に渡ります。気象病を抱える人は、日本で約1000万人とも言われています。

頭痛 

「気象病」は何故起こるのでしょうか。

 気象病を誘発するものは、気温、気圧、湿度が主な要因とされますが、特に影響の大きいものが気圧です。

一日の間に気温が10℃以上、気圧が前日に比べ10hPa以上変化すると、症状が出る確率が上がるという論文もあります。

季節が大きく変わり、低気圧が定期的に通過する春や秋、低気圧が停滞する梅雨時、低気圧の塊りである台風シーズンの夏から秋、上空の寒気により発達した低気圧が発生する冬など、日本の四季全てにおいて症状を誘発する要素を含んでいます。四季を有する日本は「気象病大国」とも言えるのではないでしょうか。

特に台風や爆弾低気圧は、低気圧の発達により気圧の変化が急激なうえ、移動スピードが速い為、痛みが強く出る要因になります。

台風

また、梅雨時は期間が長い為、体調不良が長期に渡ります。

高層ビルのエレベータに乗り、上層階へ一気に登った時や、飛行機に乗ると耳鳴りがした。という経験をされた方も多いはず。これは気圧の急激な変化による体調の変化を体感出来る一例と言えます。

 

では、どのような方が気象病を発症し易いのでしょうか。

気象病の要因は様々言われていますが、「自律神経」と「内耳」による要因が挙げられます。

自律神経とは、交感神経と副交感神経の二つから成り立ち、それぞれの切り替えにより呼吸や血液循環、消化器官など体の機能維持や調整を担っています。

 

大きな気圧の変化が起こると、身体の外から加わる圧力の変化により交感神経が興奮し、収縮した血管が反動で拡張することにより、神経が刺激され、頭痛や眩暈を招きます。湿度や気温の変化による頭痛も同じです。

 

 一方内耳が要因の場合、耳が敏感な方が発症し易いと言えます。内耳とは、鼓膜の奥にあるカタツムリの様な形をした聴覚を司る蝸牛、平衡感覚を司る三半規管と耳石器を合わせて前庭、3次元空間における方向や速さを認識する三半規管とで成り立っています。これらの機能が敏感な方は、気圧の変化に対応できず、頭痛や眩暈などの気象病の症状を発症します。自律神経のバランスが乱れ易い方は、内耳からの情報を脳が適切に処置できずに混乱してしまう為に、症状を発症すると考えられています。

 

笑顔 

気象病の予防、改善には、自律神経を整える事が重要です。

・十分な睡眠をとる
・規則正しい生活を心掛ける
・1日3食栄養バランスの整った食事
・ストレスの軽減(入浴や音楽鑑賞)
・タバコや飲酒は控える
 

最後に、内耳が敏感な方の頭痛には、頭痛薬より「乗り物酔いの薬」が効果的です。

しかし本来、薬を使わずに症状の緩和・改善が望まれます。自律神経を整え、ストレスを軽減する事が「気象病」対策のみならず、心身の健康には必要と言えるでしょう。

☆代替医療カウンセラー 齋藤奈々 ☆

2018.03.26更新

 脳はブドウ糖をエネルギー源にして活動しています。思考や感情のコントロール、理性、知性などの他、感覚(五感)や筋肉運動、呼吸、心拍などの自律神経の機能も携わっています。脳は十分な血液と酸素がなければ活動できませんが、血液が脳に十分に流れていてもその血液に溶けているブドウ糖(血糖)が不足すれば脳は正常に機能することが困難になります。脳にブドウ糖を安定的に供給することは、非常に大切で、人体を流れる血液中のブトウ糖の量はインスリンという膵臓から分泌されるホルモンによって常に一定の範囲内に保たれています。血糖値とは血液100ミリリットル中に溶けているブドウ糖をミリグラム数で表したものですが、健常人では空腹時でも70㎎より低下することはほとんどありませんが、低血糖状態の場合には50㎎以下にまで低下しています。低血糖という現象は、糖尿病で血糖値を下げる薬を飲んだり、インスリンを注射している人が誤って大量に注射したときに発症することがありますが、食べ物による影響で血糖値が乱高下し、身体に様々な不調が現れる低血糖状態の人が増えています。

 

低血糖食品
 甘い飲み物やお菓子、精製された白米、小麦粉(パン・麺類)などは血糖値が急激に上昇するため、それに対応しようとして膵臓から大量のインシュリンが分泌されますが、それが過剰となり血糖値が下がりすぎた結果、低血糖状態となるのです。その後、下がりすぎた血糖を引き上げるために、体内では多数のホルモンが分泌されます。その中で最初に分泌されるのが交感神経を興奮させる物質であるアドレナリン、ノルアドレナリンなどで、過剰に分泌されることにより動悸・手指の震え・頭痛・ふらつき・起床時の疲れ・日中特に昼食後の眠たさ・集中力の欠如・異常な疲労感、落ち込み(うつ症状)、イライラ、突然の怒り(キレル)、めまい、ふらつく、砂糖への渇望、動悸、発汗・恐れなどの精神的・身体的症状を引き起こします。症状を医師に相談するとうつ病やその他の病気と誤診され薬が処方されることがあります。もし自分が「低血糖症かな?」と感じて医療機関を受診するならば、栄養学に詳しい医療機関がお勧めです。

 


 

低GI食品 

また低血糖症状を和らげるために次のことも重要です。①セロトニン分泌‥トリプトファン(かつお・しいたけ・こんぶ・いりこ・ナッツ・バナナなど)、ビタミンB6、マグネシウムから作られ朝日を浴びることによっても分泌が促進されます。②レシチンの摂取‥アドレナリンによって興奮した交感神経を抑制するのが副交感神経の役割ですが、副交感神経の神経伝達物質は主にレシチン(大豆・卵黄)から作られるアセチルコリンです。
食事に関しての注意点は

・ブドウ糖の吸収を緩やかにする食物繊維(きのこ類・海藻・野菜)、消化に時間のかかる蛋白質をご飯やパン等の炭水化物の前に摂ると良いでしょう。

・スローフードと言われている血糖値の上昇がゆるやかな野菜、キノコ、海藻、大豆、肉、魚介類、玄米ご飯などの低GI食品がおすすめです。

・食間を長くしないようにしましょう。間食に豆乳、ナッツ類、小魚などのタンパク質の多い食品がお奨めです。

・良く噛んで食べることは、消化液の分泌を促しブドウ糖の急激な吸収を抑えます。
天然の調味料(粗製糖、粗製塩、昆布、煮干など)を用い、人工甘味料、香料、色素、化学調味料などは避けます。

 

低血糖症が疑われる場合には、まずは食事を見直し、不足している栄養素を補完するためにサプリメントを利用したり、運動や休養を取り入れるなど自分の生活習慣を見直して血糖コントロールを行っていきましょう。

 

☆ 金巻典子 ☆

 

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