クリニックニュース

2025.10.10更新

 食品添加物とは、食品が作られる段階で加えられる調味料、着色料、保存料等です。私たちが摂取する食品添加物の量は、一人当たり1日平均10gで、一年間に換算すると約4kgの摂取量となります。食品添加物は「発ガン性」「アレルギー性」「遺伝毒性」の3つの毒性があり、近年死亡原因の中でもガンが増えていることや、アレルギー患者が増えているのも食品添加物が関連しているのではないかと考えられています。現在、日本国内で使用が許可されている食品添加物は、約1500種類ありますが、動物実験による毒性のテストをクリアし、使用量が制限されているとはいえ、健康への影響がないとは言えません。後から危険性が明らかとなり、禁止された添加物もあります。また、複数の食品添加物を摂取した時の相互毒性については究明されていません。更には、すぐに毒性が現れず、何十年後あるいは子孫に現れる遺伝毒性の可能性もあり、食品添加物は未知の部分が多く危険なことは否めません。下記の例は、幕の内弁当に含まれる食品添加物の種類です。

お弁当

 

 「調味料(アミノ酸等)」は化学調味料を複合したもの

 スーパーやコンビニエンスストアの棚に沢山並んでいる加工食品やお菓子の殆どには、裏の表示を見ると「調味料(アミノ酸等)」と書かれています。これはいわゆる「化学調味料」のことで、合成された添加物をいくつか複合した「うまみ調味料」です。

「調味料(アミノ酸等)」と一括表示される食品添加物(56種類)
(1)アミノ酸:L-アスパラギン酸ナトリウム、L-アルギニンL‐グルタミン酸塩、グリシン、L-グルタミン酸ナトリウム、DL-トリプトファン、DL-トレオニン、L-バリン、L-フェニルアラニン、L-メチオニン、L-リシン塩酸塩(「調味料」と記載された添加物(アミノ酸に限る))、DL-アラニン、L-イソロイシン、L-グルタミン酸、L-テアニン、L-トリプトファン、L-トレオニン、L-ヒスチジン塩酸塩、DL-メチオニン、L-リシンL-アスパラギン酸塩、L-リシンL-グルタミン酸塩、そのほか、(2)核酸6種、(3)有機酸17種、(4)無機塩11種が一括表示となる。

 化学調味料は大量に摂取すると、味を感知する細胞「味蕾(ミライ)」を破壊したり、痛風を引き起こしたり、脳神経や成長ホルモン、生殖機能、甲状腺等にダメージを与えたり、精神的に不安定となり「キレる」「暴れる」等の原因にもなると言われている物質です。アメリカでは、ベビーフードなどに化学調味料を使うことは禁止していますが、日本で売られている加工食品の殆どに添加されている化学物質です。
 化学調味料を添加することで独特の「濃い味」になるため、それに味覚が慣れてしまうと、化学調味料なしの食品は「パンチが足りない」「なんか薄くて美味しくない」と感じるようになり、食品本来の味が判らなくなってしまう傾向にあります。
 また化学調味料は塩辛さを感じさせにくくする効果があり、知らず知らずのうちに味覚を麻痺させて、塩分の強いものを摂取する体質に変化させる恐れもあります。
 自炊生活を心掛けたり、食品の表記を確認して、できる限り化学調味料を避ける食生活に励むことが大切ですが、現代では化学調味料のないものを探すことは難しい世の中です。例え「害」となるものを摂取しても、体外に排出(デトックス)することができる体内環境を作り上げておく必要があるのではないでしょうか。

食品

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.21 掲載記事

 

2025.09.20更新

【色】第13秘訣 リラックスカラー

 最近では、色を用いて心身の内側から健康に導く「カラーセラピー」療法が注目されていますが、実は古代から世界各国で医術として行われてきた伝統のある療法です。日本では代替医療分野の一つとされていますが、イギリスでは色を利用した施術は、保険も適用される程、医療分野に進入しています。麻酔代わりにブルーライトを使う医療機関もあり、これは青には痛みを和らげる効果が高いことが解明されている結果です。色が人間に与える精神的作用は、思いの他大きいものなのです。
 例えば、冬には暖色系の温かみのある色、夏には涼しげな寒色系の色に人気があるのも、色の与える効果なのでしょう。また暖色系の色は、食欲を増進する色として、レストラン等でも応用されています。逆に寒色系、特に青色を用いると食欲が減退することで、ダイエットに効果があるといわれています。ダイエットしたい時にはテーブルクロスやランチョンマット、お皿などをブルーにすることがお勧めです。
 次に、色が人間に与える一般的な心理的作用を掲載します。

【赤(red)】血行を促進し、体を温め活性化させる色。興奮神経を刺激する作用のある色。
【ピンク(pink)】イライラした気持ちを静め、優しい気持ちに導く。肌を若返らせる色。
【オレンジ(orange)】楽しい気分にする色。食欲不振に効果があり、内臓機能を活性化させる。
【黄(yellow)】脳を刺激し学習意欲を高める。胃の働きや消化活動を助ける効果のある色。
【茶(brown)】筋肉の緊張をほぐす色(薄茶)。
【緑(green)】心身をリフレッシュさせ、ストレスを和らげる色。疲れ目にも効果有り。
【青(blue)】血圧や体温を下げ、安らかな眠りを誘う色。冷静に物事に集中したい時に有効な色。
【紫(purple)】脳の疲労や体の疲れなどを改善させる色。ヒーリング効果がある。
【灰色(gray)】心を癒す色。物事を公平に見る作用有り。
【白(white)】心を洗浄し、精神の高揚を鎮めてリラックスに導く色。
【黒(black)】重厚感、威圧感を与える色。寡黙で知的な印象を与える。

 それでは、ストレスを和らげる色とはどんな色でしょうか?
 色が与える筋肉の緊張の度合いを脳波で測定し数値化した「ライト・トーナス値」では、パステル色やベージュ色が、最も筋肉の弛緩を促し、リラックス状態に導くことが判明しています。リビングや寝室のような、一日の疲れを癒し、くつろぐ部屋のメイン色として、ご自分の好きなリラックスカラーを採り入れてみてはいかがでしょうか?

色

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.20 掲載記事

2025.09.10更新

 日本の精神科医療は諸外国に比べて、薬の多剤投与が非常に多く、主訴(本来の病気)による症状以外にも、薬による副作用で悩まれている方が多く見受けられます。神経症状に使われる薬は、脳内のシナプスによる神経伝達物質のコントールにも影響があるため、服用し始めると断薬することが困難になり、離脱症状で苦しむことで知られています。
 当院では、薬は一時的に症状を緩和し抑制するものであって、病気を改善し回復させることは困難であると認識しています。そのため「減薬」を行いますが、傷ついた細胞を修復し賦活させるために、栄養療法を施しつつ、薬の有害性を減免する必要があります。むやみに減薬や断薬を行いますと、ある程度抑えられていた症状が、逆に離脱症となってマイナス効果を生んでしまいます。減薬する以上、細胞に栄養素を補完するために細胞膜栄養療法(食事療法とサプリメント摂取)が必須です。段階的に減薬を行い、薬を必要としない状態まで体質の改善を行う必要があるのです。

減薬する上で必要なことは

 ① 病状の確認とその原因となる栄養素の過不足を見極めるため、毛髪検査を受ける。
 ② 食事療法と共に不足している栄養素の補完を行う目的でサプリメントを摂取する。
 ③ ある程度、症状が安定してきた段階で、減薬を開始する。
 ④ 定期的に毛髪検査を行い(症状が安定しているかどうか、栄養素の補完ができているか否か等)、状態が良い場合には更に減薬を進める。
 ⑤ 断薬に成功しても食事療法は続け、必要な場合にはサプリメントも摂取して、薬の必要がないコンディションになるまで体質改善を行う。

 また、自分が服用している薬については、その特長や副作用について、本人自らが熟知する必要があります。インターネットなどの情報サイトを使って、処方されている薬の添付文書を取り寄せてみて下さい。自分の症状が薬による副作用の可能性があるということも、確認できるでしょう。栄養療法を実施しないまま、薬の減薬を試みると、多くの場合には「離脱症状」で苦しみ、それに耐えきれず、更に薬を増量するような結果を生んでしまうこともあります。

 また断薬に成功し、病気が完治しても、以前の食生活や生活習慣に戻してしまうと、また同じ病を発症してしまう結果となります。
 自分の弱い所、不足しがちな栄養素は何か、何にストレスを感じるのかなどを自覚し、普段の生活でその対処法を実践しながら、体のコンディションを整え、薬を必要としない体を目指すことが大切ではないでしょうか。

薬

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.20 掲載記事

 

 

 

2025.08.20更新

 私たちの身の周りには、有害な細菌やウイルスが数多く存在しています。また健康な人でも体の中では、毎日のようにガン細胞が生まれています。それでも健康を保っていられるのは、「免疫システム」のお陰です。細菌やウイルスが侵入したり、がん細胞が発生したことを感知したら、それを攻撃して死滅させ、体外に排出するシステムが働いているからです。その免疫システムを担っているのが血液中の白血球です。白血球にはマクロファージ、顆粒球、リンパ球に分類されます。マクロファージは異物が侵入すると急行し、異物を食べて分解します。顆粒球は、比較的大きい異物を丸のみするのが得意で、リンパ球は、小さい異物を捕えるのが得意です。リンパ球はリンパ節で眠って待機しているので、出動までに時間がかかりますが、接着分子を分泌して異物を捕えて処理します。怪我をした時にできる膿や、風邪をひいた時に出る鼻水は、異物を分解した白血球の死骸です。リンパ球は一度やっつけた敵を「抗原」として記憶し、2度目の侵入には素早く攻撃態勢に入ります。
 さて、下のチェックリストを行ってみましょう。あなたがどんな病気にかかりやすいタイプかがわかります。桃色にチェックが多かった人は、ガン、動脈硬化、糖尿病などになりやすい「顆粒球」タイプ、青色にチェックが多かった人は、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患になりやすい「リンパ球」タイプに分類されます。

免役

 健康な人の白血球はマクロファージ5%、顆粒球54~60%、リンパ球35~41%ですが、ストレスを感じたり緊張したりすると、白血球の中の顆粒球やリンパ球の割合が変動します。交感神経が優位になり過ぎると、顆粒球が増え、副交感神経が優位になり過ぎると、リンパ球が増えてしまいます。こうなると健康には良くない状態となります。
 増えすぎた顆粒球は、自分の体を攻撃し、組織破壊を起こします。また顆粒球は死滅する時に活性酸素を出すため、ガンや胃潰瘍、糖尿病などの病気を引き起こす要因となるのです。リンパ球が増えすぎると、アレルギー疾患になりやすくなったり、血管が開き過ぎて低体温を招き、その結果、ガンになることもあるのです。
 一番望ましいのは、顆粒球もリンパ球も増えすぎず、自律神経のバランスの整った生活を送ること、そのためには、自分の生活習慣や性格、食生活など「生き方の偏り」を見直すことが大切です。

免疫2

 自律神経のバランスを整えるには、適切な食事や運動、入浴、深呼吸などが挙げられます。免疫システムを強化するためには、顆粒球、リンパ球の働きは重要ですが、それらの細胞が効率良く作動するために、細胞自体の能力を上げることも重要です。
 一つ一つの細胞に栄養素を送るためには、細胞膜を構成するリン脂質(レシチン)は欠かせない成分です。またいち早く情報をキャッチするためには、細胞の周りに存在する「糖鎖」も重要な働きを担っています。これらの栄養素をきちんと食事やサプリメントで補い続け、自律神経のバランスを図ることが、免疫システムを正常にし、病気から遠ざかる一番の近道となります。

 

ナチュラルクリニック代々木    ※クリニックニュースVol.19 掲載記事

 

2025.08.10更新

【+】第12秘訣 心の持ち方(プラス思考で)

人間は生きている限り、様々な物事に直面します。
対人関係、仕事、能力、生活面において、決断しなくてはならないこと、思考錯誤すること、ショックなことなど、精神状態を揺さぶられる物事に対処しなくてはなりません。
その物事の捉え方、考え方には2つのタイプがありますが、それがプラス思考とマイナス思考です。
例えば、会社で突然上司から異動命令があったとします。
マイナス思考の捉え方は、「どうせ自分は必要とされていないんだ」「自分は煙たがられているんだ」という気持ちが強くなり、精神的ストレスにつながっていきます。
逆にプラス思考の捉え方は「よし!違う部署を体験して自分の経験を深めるぞ」「これはチャンスなんだ。心機一転して頑張るぞ」という前向きな気持ちで、異動先でも意欲的に取り組むエネルギーに満ちています。要は逆境やピンチをチャンスに変える考え方です。
大きな失敗を犯したときに、
「済んでしまった事は、くよくよ考えても仕方がない。この経験を生かして次は失敗しないぞ!」とプラス思考で考えるか、
「何故、失敗してしまったのだろうか。どうしてなんだろう」と考え悩み、前に進めないマイナス思考の考え方とでは、精神的ストレスの度合いは違ってくるのです。例えどんなことが起きても、その中でプラスの要因を見つけ出し、気持ちを楽にするように努めましょう。
ここに、有名な格言をいくつか列挙します。物事の解決の糸口に繋がれば幸いです。

格言

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.18 掲載記事

 

 

2025.07.20更新

「何となく疲れている」「頭重感がある」「朝起きられない」「気持ちが沈む」等、体調の不良が感じられる時はありませんか? これは「未病」の状態で、このまま今の生活を続けていれば、何らかの病気になる可能性があります。不調は体からのサイン(悲鳴)だと認識し、生活リズムや食生活の見直しが必要です。食事に関しては以下のことを実践しましょう。

【食事療法10の心得】

1.   毎日の食事の基本を発芽玄米とする
2.   野菜、果物はたっぷり摂る
3.   脂肪、塩分を控え、暴飲暴食を避ける
4.   豆類、キノコ、海藻、発酵食品を積極的に摂る
5.   水はミネラルウォーターを飲む
6.   食材は「丸ごと頂く」ことが基本
7.   添加物、農薬はとことん避ける
8.   加工食品には手を出さない
9.   鶏肉、豚肉、牛肉はほどほどに、魚を主体とする
10. デザイナー・フーズを積極的に摂る

※10. デザイナーフーズとは1990年アメリカの国立ガン研究所で発表された免疫力を高める植物性食品です。

デザイナーズフーズ

ナチュラルクリニック代々木での食事指導は、上記に加え、患者さんの状態(年齢、病歴、症状、日常生活、家族構成等)に配慮し、毛髪検査で不足している栄養素の補完を目的として行います。 

 

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.18 掲載記事

2025.07.10更新

【愛】第11秘訣 心の持ち方(愛情を持つ)

心に愛情が満ち溢れているとき、人は幸福感、満足感に包まれて、何事にも前向きに対処できる精神状態になります。多少のストレスも良い刺激と感じ、プラス思考で振る舞える原動力となる訳です。
「恋愛が免疫力を強化する」と解明する本も出ていますが、体調に大きく関わる自律神経のバランスが、実は心の作用でプラスにもマイナスにも成り得るのでしょう。恋愛対象の人が身近にいれば一番ですが、例えば、ペットを飼うというのも心を癒す方法です。
人間は太古の時代から、特に犬とは密接な関係があります。番犬として人間を守ってくれる記憶が、現代の私たちにも刷り込まれているため、動物に触れることによって気持ちが安らぐのではないかともいわれています。ペットと生活することにより、責任感が生まれ、安らぎや笑い、楽しみが増えるのです。犬、猫などの動物だけではなく、熱帯魚や鳥、ハムスターでも効果はあります。餌をあげたり世話をすることで愛情がわいてきますし、ペットの愛らしいしぐさでリラックスできる効果もあります。
欧米では、医療や福祉の現場で「セラピードッグ」が活躍しています。病気や怪我、精神的なダメージを受けた人達に対して、不安な気持ちや恐怖心を解消させたり、勇気を与える訓練を受けた犬のことです。こういったことからも、犬やペットは、私達に癒しや活力を与えることが可能となるのです。
もちろん、飼うことが全てではなく、庭やベランダに餌をまいて、すずめや野生の鳥などがついばみに来るのを眺めてもいいでしょう。
動物園に行き、動物の無邪気なしぐさを眺めるのもリラックス効果があります。
キリンやゾウなどのゆったりとした自然な動作は、私達にやすらぎや笑いを与えてくれるでしょう。またペットショップに出掛けて、魚の泳ぎや動物たちのしぐさを見回るのも癒しに繋がります。
動物と触れ合うことを生活に取り入れて愛情を感じ、自分のストレスを回避する方向に結びつけることが大切ではないでしょうか。


【動物による癒しの効果が医学などでも証明されています】


効果①病気になりにくい

…フィンランドの研究では生まれたばかりの時から犬と過ごしている子供は感染症になりにくく、より健康であることを発見しました。また重い病気にかかっても回復が早いということも解っています。

効果② 再犯率が低くなる

…実際に刑務所で受刑者と動物を触れ合わせる試みがされていますが、心が健康、健全になります。前科のある人の再犯率は、動物を飼っている人の方が低いというデータもあります。

効果③ 運動量が増える

…散歩やペットの世話などで必然的に運動量が向上します。


効果④ 心臓を守る

…ストレスの軽減などが要因となり、心臓発作の減少、血圧を下げ、高コレステロールのリスクを軽減するというデータがあります。

効果⑤ アレルギーを防ぎ、免疫力を高める

…ペットと共に生活することで、アレルギー耐性ができ、免疫力も高まることが、数々の調査から報告されています。


効果⑥ ストレスが低減する

…動物と触れ合うことで癒しホルモンといわれるオキシトシンが脳内に分泌され、精神面などに様々な効用があることが解っています。

ねこ

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.17 掲載記事

 

2025.06.20更新

様々なメーカーから色々なサプリメントが販売され、手軽に購入できるようになりましたが、逆に同じ種類の製品でもどれを選んだら良いのか判りにくい世の中です。CMや広告に惑わされず、安心安全で、有効なサプリメントを選びましょう。

【POINT1】天然か合成かチェック
 一般的には合成成分よりも天然由来の成分が好ましく、食事に近い状態であり、吸収が穏やかで効き目が長持ちする傾向にありますが、価格は高価となります。一方、合成原料は安くて高濃度といった特長があります。コスト面、利用効率面を考えて選択しましょう。

【POINT2】添加物の少ない製品を選びましょう
 サプリメントは食事と同じように毎日摂取するので、出来る限り添加物の少ない製品を選びましょう。飲みやすく小さい粒であったり、きれいな色や香りをしていたり、賞味期限が長い製品は「増粘剤」「合成着色料」「人工香料」「合成保存料」などが添加されています。逆に賞味期限が短い製品は添加物が少ない傾向にあります。

【POINT3】加工方法が適切であること
 栄養素は一般的に、熱に弱い特長があり、熱を加えて固めると成分が失われてしまうものが殆どです。だからといって、「低温処理製法」は手間とコストがかかるため、熱処理を採用して安いコストで作る製品が、市場
では多く出回っています。こういった製品は効果も余り期待できません。

【POINT4】含有成分量をチェック
 同じサプリメントの種類でも、どの位の有効成分が含有しているのかをチェックしましょう。A社の1粒当たりの含有量が、B社の場合20粒相当といった場合もあります。粒が多い分、栄養素よりも添加物を多く摂る結果となってしまいます。

 

※この他にも、同じ栄養素であっても特殊な製法や素材によって、効果性に違いがある製品もあります。例えば、一般市場で流通しているビタミンCは、摂取後1~2時間で体外へ排出されますが、体内に長時間留まるように加工された特殊なビタミンCもあります。このように効果性を重視しエビデンスや治験例が整っているサプリメントは、医療機関で治療用として採用されています。

ビタミンC

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.17 掲載記事

2025.06.10更新

【湯】第10秘訣 お風呂の入り方

「一日の疲れをお風呂で癒す」…バスタイムがリラックスのひとときと感じている方も多いでしょう。お風呂の入り方にも実は秘訣があり、自分の状態に合わせた入り方を選び、その日の気分で色々な入り方を試してみましょう。


【お風呂の温度】
■ ぬるめのお湯でゆっくり入る…副交感神経を刺激し、体は休息状態になります。ストレスの解消やリラックス効果が高いので、睡眠前に有効です。
■ 熱い湯にさっと入る……………交感神経を刺激し、体は活動状態に導かれます。起床時や気分を高めたいとき、腰痛、生理痛のときに有効です。

【全身浴と部分浴】
 日本人は、肩まで浸かる全身浴が一般的ですが、状態に応じて部分浴を取り入れてみましょう。
■ 半身浴…体の半分だけ浸かる入浴方法です。心臓の負担が少なく、長く入ることが可能なので新陳代謝を活発にし、血行を促進します。冷え性にも効果があります。
■ 足浴……足だけ浸ける入浴方法です。足がむくんだとき、だるいとき、しもやけなどに効果があります。
■ 手浴……手首の上だけ浸ける入浴方法です。手や腕が疲れているときに最適です。
■ 顔浴……洗面器に熱い湯を入れ、顔に蒸気をあてる方法です。毛穴を開き、肌に潤いを与えます。
■ 座浴……おしりのみ浸かる入浴方法です。便秘解消、膀胱炎、痔疾患などに有効です。

【入浴剤を利用しよう】
 全身浴でも部分浴でも、香りを楽しみながら入浴するひとときは、リラックス効果が高い入り方です。たまには自分の好きな香りを取り入れたお風呂に入りましょう。また市販の入浴剤を利用する方法もあります。バスタイムが待ち遠しく感じるような、楽しくなる工夫をしましょう。

■ エッセンシャルオイル…自分のお気に入りの香りを数滴入れます。
■ 牛乳……………………………ミルクバスとして入浴剤でも商品化されていますが、牛乳でも代用できます。肌を保湿し、美肌を保ちます
■ 酢・レモン汁………………酸性の液体は、石鹸などの洗浄剤でアルカリ性に傾いた肌を、正常なPH値に導きます。
■ 蜂蜜……………………………大さじ1杯位をよく溶かして用います。肌を保湿し乾燥から守ります。
■ 米ぬか…………………………綿等の小袋に米ぬかを入れ、お風呂に浮かべます。手で揉むと薄い乳白色のお湯になります。やわらかい湯あたりで乾燥から肌を守ります。
■ 日本酒…………………………コップ一杯程度(量は適宜)を湯船に入れます。毛穴が開き、新陳代謝が活発になるので肌がなめらかになります。

 お風呂

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.16 掲載記事

2025.05.20更新

様々なサプリメントが販売されていますが、自分にとって本当に必要なサプリメントを摂取できているのでしょうか。「コマーシャルでやっていて良さそうだったから」「友達が飲んでて勧められたから」「ネットで安く販売してたから」等、安易な理由でサプリメントを選んでいる方が多いのが事実です。サプリメント選びは、ベースサプリとして、食事からの栄養素をきちんと細胞内に摂り込めるように活性化を図り、さらにマルチ型のビタミンやミネラル、アミノ酸などの補完をしながら、機能性サプリメントを積み上げていく考え方が、基本となります。

ピラミッド

ベースとなるサプリメントは2種あり、一つは細胞に対して栄養素の吸収を高めたり、細胞そのものの活性化を図るサプリメントです。もう一つは、食事では不足しがちな栄養素を複合的に補完することです。ベースサプリは、健康の維持増進や未病の予防に不可欠で、健康な方でも状況に応じて摂取することをお勧めします。機能性サプリも2種類あり、一つは体質改善を目的とし、ベースサプリ②で補いきれない栄養素の摂取が目的です。更に症状や病気の状態に応じて、治療目的で特定の栄養素を一時的に摂取する機能性サプリ②があります。機能性サプリばかり摂取しても、ベースとなるサプリが不足している状況であっては、治療効果は上がりません。これがナチュラルクリニック代々木で行っている栄養療法です。

 

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.16 掲載記事

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