クリニックニュース

2025.11.20更新

 現在、我国での一般的なガン治療は、手術療法、放射線治療、抗ガン剤治療の三大療法が主流です。これらは「局所療法」とも言われ、ガン細胞を狙い撃ちして排除することが目的です。実はこの「ガンの三大療法」は、人間の健康な細胞を壊死させてしまったり、免疫力を低下させてしまう可能性も否めません。ガンの部位…局所で捉えるのではなく、体全体で捉え、ガン細胞の増殖のメカニズムを断ち、体質改善を行いながら、免疫力に働きかける療法を同時に行っていくことも重要となります。

【ガン細胞は熱に弱い→身体を温め基礎体温を上げる】
 ガン細胞は39℃で停滞、40℃を超えると死滅し始めます。逆に免疫細胞は温度が上がると活性化します。この特性を生かして、体内温度を上昇させるアプローチが必要です。身体を温める食材を摂取すること、温熱治療を施すこと、自宅では頻繁に湯船に浸かり、ガンが住みにくい体内環境を作ることなどが必要です。


【ガン細胞は糖質(ブドウ糖)を餌にして増殖→糖質制限と高濃度ビタミンC療法】
 ガン細胞はブドウ糖を貪欲に好み、餌にして増殖します。その原理を利用、ビタミンC大量投与による点滴が有効となります。ビタミンCとブドウ糖の構造は似ているため、類似したビタミンCを積極的に摂り込みます。その後、ガン細胞の中で毒性のある過酸化水素を大量に発生しますが、ガン細胞には過酸化水素を消去する酵素(カタラーゼ)が乏しいため、ガン細胞を死滅に追いやります。正常細胞は酵素を持っているため、逆にビタミンCにより活性化されます。つまりビタミンCは正常細胞に害を与えず、ガン細胞だけを選択的に殺傷することができます。

 

【酸性体質→ガンが住みやすい環境 アルカリ性体質→ガンが住みにくい環境】
肉食や偏食、添加物の多い食品(加工食品、レトルト食品、コンビニ弁当など)などにより、酸性体質に傾くと、ガンにとって住みやい環境になります。酵素がたっぷりな新鮮な野菜や果物、栄養バランスの優れた雑穀などを摂って、アルカリ体質にするとガンは育ちにくくなります。 →ゲルソン療法、マクロビオテック食事療法など。

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【細胞を35%以上の酸欠に追い込むと100%ガン化する】
 Dr.オットー・ワールブルグ博士は、「細胞を35%以上の酸欠状態にすると100%ガン化する」ことを発見しノーベル賞を受賞しました。この原理を追求すると、細胞の一つ一つが酸素を大量に含んでいれば、ガン細胞の増殖を抑え、制止することが可能となります。

 <細胞へ酸素を送り込む> ①ガン細胞への直接攻撃 ②全身の酸素化によるガン細胞の成長抑制 ③免疫力の向上と調整

★野口英世(医学博士)「全ての病気は酸素の欠乏症である」

★ヘンダーソン博士(コロンビア大学教授)「ガンは一酸化中毒(血液の相対的な酸素欠乏)」

★小山内博(労働科学研究所所長)「ガン細胞は酸素が欠乏した細胞に増殖し、脳卒中、心臓病、動脈硬化、肝臓病、子宮ガン等の病気も酸素の不足が最大の原因である」

※深呼吸の習慣を取り入れて細胞隅々に酸素を送る習慣を作りましょう。また細胞膜を強化して、細胞内に酸素の供給を促していきましょう(細胞膜の強化にはK・リゾレシチン、体内の血流の促進を行い、身体の隅々にまで酸素を届けるにはオメガ3等が有効です)。また免疫力強化には糖鎖、細胞内にビタミンCを維持するためにリポソームビタミンCなども有効です。

 

ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.25 掲載記事

2025.11.10更新

 ビタミンB群の一つであるパントテン酸(B5)を1933年に発見した生化学者である故ロジャー・ウイリアムス博士は、細胞に十分な栄養を与えることで、体のあらゆる不調や精神的な疾患を治すことができると証明しています。それは、たった一つの栄養素が欠乏するだけで、私たちの身体は何らかの異常を発するということを意味しています。ロジャー・ウィリアムス博士は、細胞を健全に代謝させるために必要な栄養チームを「生命の鎖」と表現し、その種類は46種類(20種類のビタミン、18種類のミネラル、8種類のアミノ酸)であると謳っています。
  例えば、アミノ酸同士の相関関係だけでなく、その吸収や働きには、ビタミン類の助けが必要であり、またビタミンの吸収や働きには、ミネラル類が必要となる訳です。どれか一つ欠けても、鎖としての働きは失われ、細胞の病変に繋がります。

生命の鎖

  ※アミノ酸、ビタミン、ミネラルは、全て互いに関連し合い、代謝活動を行う。

<必須栄養素と非必須栄養素>
  体内で合成が出来ないため、摂取しなければいけない栄養素を必須栄養素、体内で他の栄養素を材料にして合成できる栄養素を非必須栄養素といいます。例えばアミノ酸ではトリプトファン、リジンなどは必須アミノ酸、セリンやチロシンは必須アミノ酸から合成できる非必須アミノ酸です。ビタミンとミネラルのほとんどは、必須栄養素です。必須栄養素が欠乏した時、その栄養素が受けもつ生理作用は機能しなくなり、何らかの欠乏症が起こります。ビタミンB1欠乏による脚気、ビタミンAでの夜盲症、ビタミンCでの壊血病、鉄欠乏性貧血などがよく知られていますが、実はビタミンやミネラルは、一つが多くの働きを兼ねているので、欠乏症は同時に様々な症状も引き起こします。例えばビタミンC欠乏では、歯茎の腫れや皮下出血などの壊血病の症状と同時に、貧血や腰痛、風邪をひきやすいといった症状が起こります。
  必須栄養素の数は生命の鎖では46種類と考えられていますが、非必須栄養素の合成も、過剰なストレスや不規則な習慣、食品添加物や農薬などの影響により体のバランスが崩れることで、体内における合成スピードが遅れてしまうので、サプリメントで効率良く摂取する必要があります。


<チームで働く栄養素…リービッヒの桶理論>
 ドイツの化学者リービッヒは、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものにのみ影響されることを唱えました。

桶

  たった一つの栄養素が足りないだけで、全体の働きや能力が低下、要は壊れた桶のように足りないレベルに合わせて能力が低下することを意味します。 一つの栄養素をサプリメントで補完するのではなく(単体摂取)、まずは様々な栄養素を摂取できる「複合栄養素(マルチ型)」のサプリメントを補完し、中でも特に不足している栄養素を、追加摂取することが、私たちの細胞には必要であることが判ります。 
  さて、自分自身がどの栄養素が不足しているか、足りているのかを確認するためには、どうしたらいいのでしょうか。
  それぞれの栄養素の特性を知り、自分の不定愁訴と比べて足りていない栄養素を見つけ出すことも大切ですが、当院で採用している毛髪分析では、自覚のない状態であっても、客観的にそれぞれの栄養素の過不足を数値でチェックすることが可能です。
  人間ドックや健康診断では、自分の栄養素がどの位なのかを知ることは不可能です。健康であっても、定期的に毛髪検査で栄養チェックを行い、不足しがちな栄養素を見つけ、食事の改善やサプリメントを利用することは、病気を未然に防ぐ一番の近道だと当院では考えています。

 ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.23 掲載記事

 


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