【愛】第11秘訣 心の持ち方(愛情を持つ)
心に愛情が満ち溢れているとき、人は幸福感、満足感に包まれて、何事にも前向きに対処できる精神状態になります。多少のストレスも良い刺激と感じ、プラス思考で振る舞える原動力となる訳です。
「恋愛が免疫力を強化する」と解明する本も出ていますが、体調に大きく関わる自律神経のバランスが、実は心の作用でプラスにもマイナスにも成り得るのでしょう。恋愛対象の人が身近にいれば一番ですが、例えば、ペットを飼うというのも心を癒す方法です。
人間は太古の時代から、特に犬とは密接な関係があります。番犬として人間を守ってくれる記憶が、現代の私たちにも刷り込まれているため、動物に触れることによって気持ちが安らぐのではないかともいわれています。ペットと生活することにより、責任感が生まれ、安らぎや笑い、楽しみが増えるのです。犬、猫などの動物だけではなく、熱帯魚や鳥、ハムスターでも効果はあります。餌をあげたり世話をすることで愛情がわいてきますし、ペットの愛らしいしぐさでリラックスできる効果もあります。
欧米では、医療や福祉の現場で「セラピードッグ」が活躍しています。病気や怪我、精神的なダメージを受けた人達に対して、不安な気持ちや恐怖心を解消させたり、勇気を与える訓練を受けた犬のことです。こういったことからも、犬やペットは、私達に癒しや活力を与えることが可能となるのです。
もちろん、飼うことが全てではなく、庭やベランダに餌をまいて、すずめや野生の鳥などがついばみに来るのを眺めてもいいでしょう。
動物園に行き、動物の無邪気なしぐさを眺めるのもリラックス効果があります。
キリンやゾウなどのゆったりとした自然な動作は、私達にやすらぎや笑いを与えてくれるでしょう。またペットショップに出掛けて、魚の泳ぎや動物たちのしぐさを見回るのも癒しに繋がります。
動物と触れ合うことを生活に取り入れて愛情を感じ、自分のストレスを回避する方向に結びつけることが大切ではないでしょうか。
【動物による癒しの効果が医学などでも証明されています】
効果①病気になりにくい
…フィンランドの研究では生まれたばかりの時から犬と過ごしている子供は感染症になりにくく、より健康であることを発見しました。また重い病気にかかっても回復が早いということも解っています。
効果② 再犯率が低くなる
…実際に刑務所で受刑者と動物を触れ合わせる試みがされていますが、心が健康、健全になります。前科のある人の再犯率は、動物を飼っている人の方が低いというデータもあります。
効果③ 運動量が増える
…散歩やペットの世話などで必然的に運動量が向上します。
効果④ 心臓を守る
…ストレスの軽減などが要因となり、心臓発作の減少、血圧を下げ、高コレステロールのリスクを軽減するというデータがあります。
効果⑤ アレルギーを防ぎ、免疫力を高める
…ペットと共に生活することで、アレルギー耐性ができ、免疫力も高まることが、数々の調査から報告されています。
効果⑥ ストレスが低減する
…動物と触れ合うことで癒しホルモンといわれるオキシトシンが脳内に分泌され、精神面などに様々な効用があることが解っています。
ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.17 掲載記事