クリニックニュース

2018.05.22更新

 女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きの成分である「イソフラボン」は、女性の若さと美しさをサポートし、また更年期症状の改善やメタボリックシンドロームの予防、骨粗鬆症予防と改善などにも用いられ、女性の健康にも重要な栄養成分です。

 近年、その働きの基となる「エクオール」という物質が注目されています。「エクオール」は大豆に含まれるイソフラボンから腸内細菌によって変化した物質で、エストロゲンと似た働きを担っています。

エクオール体内吸収

 
 しかし、この「エクオール」は誰もがつくれるわけではありません。残念なことに、エクオールを生み出す腸内細菌がある人と、そうでない人とがいます。大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂っても体感の無い方と、とても効果を感じる方との違いは、このエクオールにあったのです。

 

 では、エクオールを作れる人と作れない人の違いは何でしょう?

 日本や中国など、大豆製品を良く食べる習慣のある国の人は、約50%の人がエクオールを作ることが出来ます。逆に、大豆製品を食べる習慣の無い欧米人は、約20~30%しかエクオールを作れないことが判っています。大豆製品を日常的に摂取することが、エクオールを作る上で重要なポイントとなっているようです。

 しかし、日本人の方でも若い世代の方は食の欧米化の影響で、20~30%程度の人しかエクオールを作れていないことが判ってきました。

 


 

エクオールを作れるのか知りたい。

 そんな方にお勧めなのが

「ソイチェック!」エクオール検査

 エクオール検査

 

検査手順

① クリニックへ検査キットの送付依頼(電話にて受け付けています)をする。
② 検査キットが到着したら、検査依頼書の記入と自宅で採尿を行う。
③ 返信用封筒に入れて、投函する。
④ 2~4週間ほどでご自宅に結果を送付致します。
⑤ ご希望の方には、検査結果を基に、体質改善や不足している栄養素の補完等をご相談させて頂きます。

 

 エクオール量の少ない方でも、食生活の改善や腸内環境を整えていけば、エクオール産生能を上げることが可能です。
ソイチェック検査でエクオールを作れるのか、そうでないのかを認識し、美容と健康に役立てましょう。

2018.05.21更新

当院は14年前の開院時から栄養療法を行っておりますが、身体を構成する栄養素と同時に重要視しているものが細胞膜です。
それはいくら栄養素を補完しても、細胞内に吸収できなければ、効果が現れず、そのためには細胞膜を強化する必要があると考えています。
細胞膜の働きについてはこちら

様々な働きがある細胞膜ですが、この細胞膜の材料の45%はリン脂質と言われ、様々な特徴があると言われています。

細胞膜の構造とは?


細胞膜はとても柔らかく、柔軟性がある脂質二重層という構造をしており、細胞の回りを囲んでいる薄いシートのようなものです。
この細胞膜の45%を担っているのがリン脂質です。


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リン脂質は、水になじみやすい(親水性)の頭部と水をはじく(疎水性)尾部に分かれています。

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細胞の内外は主に水で満たされているため、リン脂質分子は頭部を外側に、水に反発する尾部を内側に二重層を作って並んでいます。

二重層の両外側は親水性なので、膜全体は細胞内外の環境になじみ、内側には疎水性の脂肪酸が充満しているので、細胞の内外をしっかりと遮断する事ができるのです。
この二重層は、状況により、温度・圧力・溶媒などの環境で形が変化します。


細胞膜を構成するリン脂質の不足や、質の悪い材料で膜が生成されていたり、様々なストレス(精神的なもの・電磁波・食品添加物など)により細胞膜が酸化されると、細胞膜の機能が衰えます
そうなると、細胞内にある熱産生工場(ミトコンドリア)などへ酸素や栄養素などを運搬する事が出来ません。
私たちの身体は細胞の集合体なので、細胞の劣化により、内臓機能の衰えや低下を招き、様々な不調や症状が現れる原因となるのです。

 

  

細胞膜を構成する栄養素は?


リン脂質と言えば、代表的な物ではホスファチジルコリン(PC)をイメージする方も多いと思いますが、その他にも、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルセリン(PS)等の種類があります。


PC、PE、PIは卵黄や大豆、鶏レバー、PSは穀類、果物等を摂取する事により、体内で生成されます。
そして細胞膜の脂質二重層の細胞の外側の膜と内側の膜では、含まれるリン脂質が異なります。

細胞外…PC(ホスファチジルコリン)
細胞内…PE(ホスファチジルエタノールアミン) 
         PI(ホスファチジルイノシトール)
     PS(ホスファチジルセリン)

 

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また、細胞膜は常に動いており、DHAやEPAなどの不飽和度の高い油の摂取を摂取することで、細胞膜の流動性が高くなり、細胞の働きは活発になります
身体60兆個の細胞の機能を整えるために、まずは健康でしなやかな細胞膜を生成することが大切です。

細胞を一つずつ強くしていきながら、身体を構成する栄養素を同時に摂取し、本来の身体の機能が発揮出来る状態にしていきましょう。

管理栄養士 梶川

 

 

 

2018.05.11更新

ゴールデンウイークも終わり、日常生活が始まるこの時期に、よく耳にする「5月病」ですが、一体どんなものなのでしょうか?

 5月病とは

もともと医学的には「5月病」という病名はありません。長期間症状が続く事で「適応障害」や「うつ病」と診断されます。5月病は一過性の症状ですが、環境の変化に伴う心身の疲れやストレスにより、身体が順応できなくなることで症状が現れます。

 5月病の症状は?

下記の症状が多く当てはまる方は5月病かもしれません。

・疲労感

・食欲がない

・イライラする

・動悸やめまいがある

・意欲がわかない、無気力

・焦りや不安感を感じる

・眠れない、起きられないなどの睡眠障害

・化粧や寝ぐせなどの身だしなみを気にしなくなった

・学校や会社へ行きたくなくなる

・周りのことへの興味・関心がなくなる

・人とのかかわりが億劫

5月病 

 

 5月病にならないために食事で予防しよう 

①ストレス対策の抗酸化食品

様々な栄養素を含む食品の中でも、特に「抗酸化作用」のある食材を意識して摂りましょう!

カボチャ・にんじん・パプリカ・トマト・ブロッコリーなどの緑黄色野菜

ネギ・春菊・ニラ・大葉などの香味野菜

わかめ・昆布・のりなどの海藻類

キウイフルーツ・リンゴ・いちご・柑橘類などのフルーツ

5月野菜

 

②幸せホルモン「セロトニン」を促す

セロトニンは神経伝達物質であり、精神を安定させる働きがあります。この脳内物質の分泌を促すしために、下記の栄養素を意識的に摂りましょう!

・トリプトファン

必須アミノ酸の一種で、精神安定や睡眠を促しストレスを緩和する働きがあります。赤身肉や魚類、高野豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、卵、ナッツ類に多く含まれます。

・ビタミンB6

免疫力の強化やアミノ酸の代謝、神経を安定させる働きがあります。牛・鶏レバー、カツオ・マグロ・サケなどの魚、さつまいも、にんにく、くるみなどに豊富です。

・マグネシウム

マグネシウムは「ミネラルの王様」とも呼ばれるミネラルです。神経や精神を鎮静させる働きがあります。納豆などの大豆製品、海藻類、玄米、干しエビ、ひじきに多く含まれます。

・ナイアシン

ビタミンB群の一種で、栄養学において「精神科医」のような役割があります。極度の不足では、幻覚・妄想などを引き起こします。サバ・カツオ・マグロなどの魚類、レバー、卵、アボカド、プルーンなどに多く含まれます。

 

これらは意識して摂りたい栄養素ですが、何事もバランス良く摂り入れる事が大切です。普段の食事で「炭水化物だけ」などの偏った食事ではなく、主食・主菜・副菜・汁物とバランスの良い食事を心掛けましょう。

そして深呼吸や太陽の光を浴びたり、親しい友人や家族とのコミュニケーション、趣味などで息抜きをする時間もとても大切です。肩の力を抜いてリラックスする時間を作りましょう♪

 食卓

 

 

 

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