2024.01.19更新

【定義】

間質性肺炎(Interstitial pneumonia、略称:IP)は、肺の間質に炎症が生じる疾患の総称です。肺の構造は、気管支や気管、葉間隔などの他に、気体の交換が行われる肺胞やその周囲の組織からなる「間質」から成り立っています。間質性肺炎では、この間質部分に炎症が起こり、肺の組織が損傷されることが特徴です。間質性肺炎はさまざまな原因によって引き起こされることがあります。以下は、一般的な原因のいくつかとなります。

自己免疫疾患: いくつかの自己免疫疾患、例えば全身性エリテマトーデス(SLE)や硬皮症(全身性硬化症)などが、間質性肺炎を引き起こす可能性があります。

感染症: 特定の細菌、ウイルス、真菌などが原因となって発症することがあります。

薬物: 特定の薬物や化学物質によって引き起こされることがあります。例えば、抗がん剤や免疫抑制剤が関与することがあります。

環境因子: 特定の環境要因や曝露、例えば塵肺症などが関与することがあります。

原因不明の場合: 特定の原因が特定できない場合もあり、特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonia、略称:IIP)と呼ばれることがあります。

【主な症状】

間質性肺炎の症状は、疾患の進行度や原因によって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものが含まれます。

息切れ(呼吸困難): 肺の間質が炎症や瘢痕化すると、肺機能が低下し、息切れが生じることがあります。初期は労作時に現れ、進行すると安静時にも発生することがあります。

咳: 持続的な乾いた咳が一般的です。咳によって痰が生じることは少ないですが、粘液性の痰が見られることもあります。

胸痛: 胸部不快感や痛みが現れることがあります。これは肺の炎症や瘢痕が原因となる可能性があります。

疲労感: 呼吸が困難であるため、通常よりも早く疲れやすく感じることがあります。

発熱: 炎症が起こると、体温が上昇することがあります。ただし、発熱が必ずしも現れるわけではありません。

体重減少: 症状により、食欲不振や体重減少が見られることがあります。

【治療法】
間質性肺炎の治療には、免疫細胞(マクロファージ)のバランスが重要です。間質性肺炎の場合、肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、修復を繰り返すことによって肺の壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなっていきます。マクロファージには異物を攻撃するM1型、細胞の修復を促進するM2型とありますが、間質性肺炎の場合、マクロファージがM2型に異常に傾くことによって、組織の修復命令が過剰となり、繊維化されることが示唆されます。糖鎖栄養素を用いることで、M2型の働きをコントロールしながら(線維化させない)、M1型に働きかけて炎症を抑えるといった、マクロファージ機能のバランスを調整する働きが高いため、細胞膜栄養療法と共に、当院では積極的にリポソーム型の糖鎖栄養素を治療に用います。

 

投稿者: 医療法人社団一友会

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