2017.06.06更新

【定義】
高脂血漿症とは血液中に含まれる脂質が基準値よりも多くなり過ぎる病気です。 血液中の主な脂質にはコレステロールと中性脂肪があり、コレステロールが多いものを「高コレステロール血漿症」、 中性脂肪が多いものを「高中性脂肪血漿症」といい、これらをまとめて高脂血漿症と呼びます。

【症状】
血液中に余分なコレステロールが多いため、それが血管に沈着して動脈硬化が進行しやすい状態にあります。 動脈硬化が進むと、血液の通り道である血管内腔が狭くなります。血中脂質が多いということは、血液の粘度が高く、 ドロドロになっているため、血栓もできやすいといえます。つまり脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などを起こす危険が非常に高いというわけです。

【治療法】
高脂血漿症の治療で大切なのは、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞といった危険な合併症を防ぐことです。 合併症のリスクを下げるコレステロール値や中性脂肪値を下げる分子栄養療法を行います。また、 食事と生活習慣の改善、活性酸素除去、ストレス回避、節酒など、トータル的な改善法をご指導致します。

投稿者: 医療法人社団一友会

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