【定義】
強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつです。かつては全般性不安障害とともに不安神経症と呼ばれていましたが、1992年に世界保健機関(WHO)の国際疾病分類によって、独立した病名となりました。
【主な症状】
不安発作(動悸・息切れなど)を繰り返すうち、発作の出現そのものに恐怖を感じ、電車やバスなどに乗ることができなくなったり、外出を避けて家に引きこもったりします。一過性のものもありますが、長期化して抑うつ気分や心気症状を併発することが多いようです。
【治療法】
パニック障害の治療は、栄養療法をとり入れ、ノルアドレナリン(恐怖ホルモン)の過剰分泌を抑え、セロトニンの減少を防ぎながら、他の脳内ホルモン、神経伝達物質の調整をとっていきます。