2017.06.06更新

【定義】
脳卒中とは、脳血管に何らかの障害が起こり、脳神経細胞が損傷を受け、壊死に陥る病気の総称として用いられます。 脳血管の動脈硬化に加えて血栓ができることが原因で、この動脈硬化や血栓を作る要因はすべて危険因子として考えられます。 中でも最大の危険因子といえるのが高血圧です。動脈硬化を促進させ、血液の通り道を狭めたり、 血管を傷つけるなど大きなダメージを与えます。他にも糖尿病、高脂血症、不整脈、狭心症、 高尿酸血症といった病気も重大な危険因子といえます。またこれらの病気を招く肥満や喫煙、大量の飲酒、 ストレスも大きく関与します。脳の血管に障害が起こる病気としては、以下の3つがあります。 ・ 脳梗塞 ・・・ 脳内の血管でできた血栓が詰まって起こる「脳血栓」、脳以外の場所でできた血栓が脳血管に流れて詰まる 「脳塞栓」の2つがあります。脳梗塞では血管が詰まったために血流が阻害されて脳神経細胞が損傷を受けます。
・ 脳出血 ・・・ 動脈硬化によってもろくなった血管が破れて脳内で出血するものです。脳内に血腫ができ、 これが脳神経細胞を圧迫して脳にむくみが起こると、益々損傷が大きくなります。
・ くも膜下出血 ・・・ 脳動脈瘤破裂ともいい、脳をおおう軟膜とくも膜の間で出血が起こるものです。

【症状】
以下の症状があったら要注意です。
一過性脳虚血発作
・箸やペンを落とす・・・突然力が抜けたようになり物を落とす。
・左右どちらかの目、または両目が見えにくい・・・目がかすんだりダブって見える。
・体の左右どちらかにしびれがある・・・脱力感や感覚が鈍くなったような感じがある。
・ろれつが回らない、食べ物をこぼす・・・言葉が出てこなくなったり、 理解ができない。左右どちらかの口の端から水や食べ物がこぼれる。
・一定期間の記憶がない・・・ぽっかりと記憶がない、思い出せないことがある。
くも膜下出血
・発作性の軽い頭痛がある・・・頭痛持ちでもないのに、繰り返し頭痛が起こる。
・物が二重にだぶって見える・・・目がかすんだりぼやける。疲れ目と間違いやすい。
・頭が割れるような強い頭痛・・・激痛は出血が起こった可能性大。大至急病院へ。

【治療法】
分子栄養療法により、脳卒中の発生には生活習慣病が深く関与しています。血圧、血糖値、コレステロールや中性脂肪の均衡を図り、 血管を柔軟にし、血流の改善を促します。また代謝機能の活性化を施し、体内の不要物を排出するように促します。

投稿者: 医療法人社団一友会

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