クリニックニュース

2026.01.20更新

普段の食事で何気なく摂取している油脂。油の種類を知り、避けた方がいい油、摂取が必要な油を知りましょう。

 

オメガ3

飽和脂肪酸系は控えめにしましょう。
オメガ6系は、揚げ物や炒め物などに使われている油です。摂取量を減らしましょう。
替わりにオメガ9系の良質な油で調理しましょう。
オメガ3は、積極的に摂取して欲しい油ですが、熱に弱いので、サラダや調理済みの食品に使いましょう。

 

★オメガ3とオメガ6は全く反対の作用があります

オメガ3

★油の摂り方はバランスが大切です
「オメガ3:オメガ6」の摂取比率は「1:4」が良いと言われています。バランスが崩れると、身体の機能も大きく狂います。近年の日本人に見られる欧米型の食生活は、オメガ6の摂取が大変多く、「1:10」~「1:40」に及ぶ場合もあります。
 オメガ6にはアレルギー促進や炎症の促進、血栓促進作用があるので、オメガ6過多の食生活が、アトピーや花粉症などのアレルギー症状の悪化や不調の原因の一つになっています。また、マーガリン、ショートニング、菓子類、ファットスプレッドに大量に含まれるトランス脂肪酸(クリニックニュースVol.15参照)は大量に摂取すると、悪玉コレステロールを増加させ、心臓疾患のリスクを高めることが確認されており、危険性が周知の事実となっています。またうつ病のリスクが50%、不妊症のリスクが70%も上がるという研究発表があり、2006年にはニューヨーク市が飲食店での全面使用禁止を条例で定めています。
 逆にオメガ3は、アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制と、全くその逆の働きをしますので、意識的に揚げ物や菓子類を控え、良質なオメガ3の油を摂ることが大切です。

★摂ってはいけない油…トランス脂肪酸
 トランス脂肪酸というとマーガリンやショートニングを思い浮かべますが、安価な植物油脂にも注意が必要です。原料から搾り取る時の抽出方法によっては、高温に加熱している製品があります。高温にすると、原料から抽出できる油の量が増えますが、トランス脂肪酸が大量に発生します。
 原料に熱を加えず、圧力で油を搾る低温圧搾法(コールドプレス法)の油がお奨めです。トランス脂肪酸が発生せずに製品化できる手段です。但し、採油に手間ヒマがかかる上、原料の2~3割しか搾り取れないため、価格もその分高くなります。

【トランス脂肪酸を避けるには】
① 加工食品を購入する場合には、商品のラベル表示を見て「マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、植物性油脂、植物油、植物油脂、加工油脂、パーム油」が使われていないか確認すること。
② 原料に国産を選び、製法として「低温圧搾搾り、圧搾搾り、コールドプレス」の表記があるものを選ぶ。

  ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.29 掲載記事

2026.01.10更新

 毎日の食事バランスを考え、栄養療法を実践していても、消化吸収がきちんとできない状態では、食事からの栄養素を摂り込むことが妨げられ、細胞の隅々に栄養素を補給することができません。また病気やストレス、緊張感が続く時や、精神的に不安定な時には、胃腸の具体が悪くなる時があります。そのような自覚症状がある時のために、消化の良い食事のポイントを知っておきましょう。

1.消化の良い食品や調理法を選びましょう
胃腸の調子が悪い時は、できるだけ食物繊維や脂肪が少ない食品をやわらかく調理した料理が適しています。

消化1

2.胃酸の分泌を高める食品は控えましょう

消化2

3.ゆっくりと、よく噛んで食べましょう(目標:一口20~30回)
 食べ物をよく噛むと、表面積が大きくなり、消化酵素による分解効率がアップします。またアミラーゼなどの唾液に含まれる酵素は、食べ物の消化を助ける大切な成分。よく噛んで食べるほど、胃腸の負担は軽くなります。また、右と左と交互に噛むようにしましょう。

4.冷たいものは避けて、常温または温かい飲み物を
 胃腸の調子が悪い時には、中からも外からも温めるようにしましょう。生姜、梅干、はぶ茶、柿の葉茶な
どは、身体を温める効果が強く、整腸作用もあります。野菜スープや茹でた人参リンゴジュースなども良い
でしょう。水分の補給は、少しずつこまめに摂りましょう。

5.食後は、休息をとりましょう
 消化を促すために、休息しましょう。横になる場合、右側を下にすることをお勧めします。胃の形は、食道から十二指腸の方へ右方向に蛇行しているので、食べ物が胃の形にそって、右の方に落ちることで、食べ物の消化吸収がスムーズになります。

6.胃腸の調子が悪い時にお勧めの食材と料理例
お粥(卵粥、玄米粥)、白身魚(煮魚、蒸し魚、鍋料理)、ささみ肉(煮物、ホイル焼き)
卵(卵豆腐、茶碗蒸し、半熟卵)、大豆製品(湯豆腐、ひきわり納豆)、繊維の少ない野菜(ほうれん草の煮浸し、白菜の煮物)、南瓜・じゃがいも(煮物)、バナナ、りんご等

※出来上がった料理に、亜麻仁油などのオメガ3を垂らしましょう。オメガ3脂肪酸は、胃の弱い人や、胃の炎症などの改善にも有効です。また腸内環境を整え、善玉菌を増やします。

7.胃腸の調子が悪い時に避けたい食品と料理例
炒飯、お茶漬、菓子パン、中華麺、スパゲッティー、日本そば、干物、塩辛、いか、たこ、うなぎ、脂の多い肉(ロース、バラ)、ハム、ベーコン、豚カツ、焼肉、生卵、五目豆、枝豆、生揚げ、油揚げ、がんもどき、生クリーム、繊維の多い野菜(たけのこ、ごぼう、セロリ等)、きのこ類、海藻類、パイナップル、ラード等の動物油脂、フライ、天ぷら

 

 ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.28 掲載記事

 

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