クリニックニュース

2018.05.21更新

当院は14年前の開院時から栄養療法を行っておりますが、身体を構成する栄養素と同時に重要視しているものが細胞膜です。
それはいくら栄養素を補完しても、細胞内に吸収できなければ、効果が現れず、そのためには細胞膜を強化する必要があると考えています。
細胞膜の働きについてはこちら

様々な働きがある細胞膜ですが、この細胞膜の材料の45%はリン脂質と言われ、様々な特徴があると言われています。

細胞膜の構造とは?


細胞膜はとても柔らかく、柔軟性がある脂質二重層という構造をしており、細胞の回りを囲んでいる薄いシートのようなものです。
この細胞膜の45%を担っているのがリン脂質です。


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リン脂質は、水になじみやすい(親水性)の頭部と水をはじく(疎水性)尾部に分かれています。

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細胞の内外は主に水で満たされているため、リン脂質分子は頭部を外側に、水に反発する尾部を内側に二重層を作って並んでいます。

二重層の両外側は親水性なので、膜全体は細胞内外の環境になじみ、内側には疎水性の脂肪酸が充満しているので、細胞の内外をしっかりと遮断する事ができるのです。
この二重層は、状況により、温度・圧力・溶媒などの環境で形が変化します。


細胞膜を構成するリン脂質の不足や、質の悪い材料で膜が生成されていたり、様々なストレス(精神的なもの・電磁波・食品添加物など)により細胞膜が酸化されると、細胞膜の機能が衰えます
そうなると、細胞内にある熱産生工場(ミトコンドリア)などへ酸素や栄養素などを運搬する事が出来ません。
私たちの身体は細胞の集合体なので、細胞の劣化により、内臓機能の衰えや低下を招き、様々な不調や症状が現れる原因となるのです。

 

  

細胞膜を構成する栄養素は?


リン脂質と言えば、代表的な物ではホスファチジルコリン(PC)をイメージする方も多いと思いますが、その他にも、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルセリン(PS)等の種類があります。


PC、PE、PIは卵黄や大豆、鶏レバー、PSは穀類、果物等を摂取する事により、体内で生成されます。
そして細胞膜の脂質二重層の細胞の外側の膜と内側の膜では、含まれるリン脂質が異なります。

細胞外…PC(ホスファチジルコリン)
細胞内…PE(ホスファチジルエタノールアミン) 
         PI(ホスファチジルイノシトール)
     PS(ホスファチジルセリン)

 

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また、細胞膜は常に動いており、DHAやEPAなどの不飽和度の高い油の摂取を摂取することで、細胞膜の流動性が高くなり、細胞の働きは活発になります
身体60兆個の細胞の機能を整えるために、まずは健康でしなやかな細胞膜を生成することが大切です。

細胞を一つずつ強くしていきながら、身体を構成する栄養素を同時に摂取し、本来の身体の機能が発揮出来る状態にしていきましょう。

管理栄養士 梶川

 

 

 

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